ショーン・ペン、金曜礼拝に現る
2005年06月11日付 Sharq 紙


シャルグ紙28面

 ハリウッドの有名俳優ショーン・ペンがテヘランを訪れた。同氏はサンフランシスコ・クロニクル紙の新聞記者として、3日前からイランを訪問しており、第9期大統領選挙を取材する予定である。同氏は2003年にも、新聞記者としてイラクを訪問し、同国から記事を配信していたことがある。ショーン・ペンは現在44歳で、イラン・米関係の緊張の高まりを自らの目で確かめることが、今回のイラン訪問の目的であると語っている。

 ショーン・ペンは昨日、テヘランの金曜礼拝にこっそりと現れた。ロイターは、金曜礼拝を行っている人で、このアメリカの有名人のことを知る者は誰一人としていなかった、と冗談交じりに伝えている。昨日の金曜礼拝導師(エマーメ・ジョムエ)を務めたアーヤトッラー・ジャンナティーが、自らの票を投ずることでアメリカを苛立たせるべしと国民に呼びかけたとき、ショーン・ペンの通訳は同師の発言を訳し、彼はそれをメモにとっていた。

 ショーン・ペンは2年前、映画『ミスティック・リバー』で、オスカー映画祭最優秀男優賞を受賞、それ以前にも『デッドマン・ウォーキング』でオスカー賞をノミネートされたことがある。ショーン・ペン出演の最新の映画は、ニコール・キッドマン主演のシドニー・ポラック監督作品『インタープリター』で、現在上映中だ。その他、彼が出演する有名映画としては、アレハンドロ・アメナバール〔注:「アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ」の誤りであると思われる〕監督作品『21グラム』をあげることができよう。彼のはまた映画監督としての経歴もあり、ジャック・ニコルソン主演の『プレッジ』を撮っている。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:194 )