アルメニア・ロビイスト団体、アメリカ下院へ働きかけ(Radikal紙)
2005年06月15日付 Radikal 紙

 アメリカのアルメニア・ロビイスト団体は、新たな「アルメニア・ジェノサイド」決議案をアメリカ連邦議会に提案する見込みである。民主党議員アダム・シフは決議案を2週間以内に下院で提出する予定であると説明した。決議案はまず7月に下院国際関係委員会にの下部組織であるヨーロッパ分科会や人権分科会で議論に付されることが見込まれる。決議案はこの2つの分科会を通過する可能性が高いが、国際関係委員会の議題となるかどうかは不明である。シフは国際関係委員会議長ヘンリー・ハイドから決議案を国際関係委員会で取り上げる確約を得たと話した。しかしブッシュ大統領の側近である下院議長デニス・ハスタートは、決議案が下院の総会で取り上げられるとは考えていない。
 先週アルメニア・ロビイスト団体は国際関係委員会で取り上げられた対外政策権限委託法案に、アルメニア・ジェノサイドの存在を認める条項とトルコ・アルメニア国境を開放する条項を付け加えようとしたが、これがトルコによって妨げられていたことが判明した。アルメニア・ロビイスト団体は、4月24日のアルメニアの悲劇記念日に、ジョージ・ブッシュ大統領に「ジェノサイド」という表現を使わせるよう説得できなかった。


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( 翻訳者:宇野 )
( 記事ID:262 )