アルビル(イラク)で自爆テロ(Milliyet紙)
2005年05月05日付 Milliyet 紙

イラク北部の都市アルビルで、昨日、イラクにおけるこの2ヶ月で最も被害の大きな自爆テロが起こった。クルド民主党(KDP)の地方事務所に対して起こった自爆テロで少なくとも60人が死亡、150人が負傷した。このテロに対しアルカイダと関わりのあるイスラームテロ組織「アンサール・アル・スンナ」が声明を出した。

警察官募集センターとしても使用されていた事務所の前には、テロが起こったときには仕事の申請のために待つ市民がおり、攻撃がセンターが最も賑わっている時間を狙ったことがわかった。テロ後、事務所の面した通りは戦争中のような惨状と化し、周囲の建物や乗り物は酷い被害を受けた。

攻撃がどのように行われたかについては対立した見解がでた。米軍のスポークスマンは、爆発は爆弾を乗せて通りに停車していた車が原因である可能性があると発表する一方、アルビル警察のシュベン・ムハメッドは、申請を待って並んでいる市民の間に自爆者が紛れており身体につけてあった爆弾を爆発させたと発表した。ムハメッドは、自爆者は建物の中での爆発を計画していたが、厳重な警備のため中に入れずに屋外で実行したと述べた。

テロを実行したアンサール・アル・スンナ軍がインターネット上で公開した声明には、「この攻撃は我々の同胞が受けた刑務所での拷問と彼らを十字軍の兵士へ引き渡した無信心者への我々の報復である。」と書かれた。






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( 翻訳者:清水葉月 )
( 記事ID:33 )