セゼル大統領、アルメニア人「虐殺」問題に関してドイツへ警告(Milliyet紙)
2005年05月06日付 Milliyet 紙

セゼル大統領はドイツのシュレーダー首相に対して、“ドイツ議会の議題に挙がっている、アルメニア大量虐殺に関する議案はトルコードイツ関係に悪影響を及ぼす”と警告した。セゼル大統領は、トルコの共同委員会設立案を支持するとを述べたシュレーダー大統領に対して、“では、なぜ委員会の結果を待たずして判断を下すのですか。これは矛盾ではないのですか。”と述べた。

セゼル大統領とシュレーダー首相との対話

セゼル大統領:この議案がドイツ議会から出されたことはトルコードイツ間の友好関係に悪影響を及ぼし、トルコ国民、並びにドイツ国内に住む350万のトルコ人の感情を害します。正当な理由もないはずです。近頃、トルコ議会は世界に呼びかけ、さらに首相はアルメニアの指導者へ文書で諸案をきちんと伝達しました。
シュレーダー首相:はい、知っております。歴史の専門家で委員会を設立しようというエルドアンの案に関しても、非常に肯定的な一歩であると評価し、支持しております。
セゼル大統領:おっしゃることに矛盾はないでしょうか?委員会を支持しているにも関わらず、なぜ委員会の設立や調査が完了する前に、そして何がどうなっていたかが明らかになる前に、議会で非難するような決議を下そうとしているのですか。
シュレーダー首相:おっしゃる通りです。しかし、議会からは私が反対したかなり多くの法律が通っているのです。
セゼル大統領:それでもやはり我々はさらなる努力を期待します。





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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:34 )