アメリカの宇宙軍備(Milliyet紙)
2005年05月19日付 Milliyet 紙

アメリカのブッシュ大統領が新たに地球規模の軍備競争を起こそうとしているというニュースにロシアは厳しい批判を示した。ロシアは、アメリカが宇宙空間に武器や兵器を備えると主張するならば、必要ならいかなる手段を用いても抵抗すると語った。

フィナンシャル・タイムズ紙はロシアから出た批判を数ページに渡って取り上げた。

内容は以下のようなものである:

『ロシアはアメリカ合衆国が宇宙軍備競争に進まないように呼びかけている。ロシアのある高官は、アメリカが宇宙空間に武器や兵器を備えると主張するのであれば、ロシアはこれに対し必要であればいかなる手段を用いても抵抗するだろうと述べた。在ワシントン・ロシア大使館のウラジミール・イェルマコブ高等顧問は、ロシアはアメリカにこの決定を取り消させるためにあらゆる外交的な努力をすると語った。』

イギリスのガーディアン紙は、今日、アメリカ合衆国のジョージ・ブッシュ大統領が地球規模の軍備競争を再び起こさせるような準備していると書いた。紙面では、『ブッシュ大統領は今後の数週間のうちに、アメリカ空軍に宇宙軍備を展開させるための青信号を出す法令を出すと思われる。』という表現が使われた。

宇宙に打ち上げられる予定の兵器の特徴については、『地球の軌道にのり、衛星から標的にレーザーやラジオ電波、更には重い鉄製の管を発射する兵器までが搭載される』と書かれた。

アメリカ空軍は昨年以来、この法令を実現するために圧力をかけていた。

昨日、ニューヨークタイムズ紙にコメントしたある高官は、この決定は一週間以内に発表されるだろうと語った。新法令は、1996年にクリントン大統領によって出され、平和を目的とした宇宙空間の利用が主張された元の法令にとってかわるだろう。





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( 翻訳者:清水葉月 )
( 記事ID:55 )