バクー発「反対派」行きのルートはない:アゼルバイジャンで反政府デモ鎮圧される(Radikal紙)
2005年05月22日付 Radikal 紙

異論の声が無視されるアゼルバイジャンで、警官隊は、昨日首都バクーで有力野党であるムサヴァト党、人民戦線党、(国家)民主党の支持者達によって実施されたデモに対して、厳しい回答で応じた。野党3党の呼びかけによって、民主的かつ公平な選挙と、言論の自由を主張するために集まったアゼリー人たちは、集会が行われるはずであった地下鉄「5月28日」駅前の広場に達したところで、警官隊のバリケードと相対することとなった。広場へ通じる全ての側道を封鎖するという警官隊の措置にもかかわらず、デモ隊が広場に入ろうと試みたところ、衝突が発生した。警棒を用いてデモ隊を解散させた警官隊は、50名以上のデモ参加者を拘束した。拘束された人々の中には、人民党党首で元首相のペナ・ヒュセイノフも含まれている。デモ参加者は少人数グループで様々な手段でやって来たため、参加者数は不明であるが、デモ参加者のひとりは、女性10名を含む100名以上が拘束されたと語った。アゼルバイジャンの人権擁護運動家たちとノルウェー大使スタイナー・ギルが、事件を激しく批判する一方で、政府首席報道官であるザキル・ガラロフは、デモ隊が違法な行動を行い、警官隊の警告を無視した、と述べた。ガラロフ報道官は、木曜日に各国代表出席の下行われる予定の、バクー―トビリシ―ジェイハン・パイプライン開通式典を前にして、治安上の懸念が増加させられたことと、この類の行動は許されないであろうことを明らかにした。



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( 翻訳者:長岡大輔 )
( 記事ID:123 )