イスラエル、パレスチナに謝罪
2005年06月02日付 Sharq 紙

6月2日付シャルグ紙オンライン版

2005年5月30日

 イスラエルは、ガザ地区で起きたパレスチナ人の若者三人の殺害に対して、謝罪をした。この事件によって、いつ壊れてもおかしくない状態にある、パレスチナ・イスラエル双方間の停戦は、さらなる打撃を被る可能性がある。

 イラン国営通信(IRNA)は月曜日(5月30日)、「パレスチナ側の情報によると、シャウル・モファズ・イスラエル国防相は昨晩、パレスチナ自治政府のナスィル・ユースィフ内相との電話会談で、この事件に対して謝罪した」と報じた。

 イスラエル軍は先週、ガザ地区ラファフ難民キャンプの外でサッカーをしていた若者たちに発砲し、彼らのうちの三人を殺害した。

 モファズ国防相はユースィフ内相に、「これは『地方で起きた出来事』であり、パレスチナ地域の不安定な平穏状態を壊すつもりはないので、安心していただきたい」と述べた。

 パレスチナ自治政府のマフムード・アッバース議長は、これに対して「この事件は『重罪に値する行為』であり、恥知らずにも和平を踏みにじるものだ」と述べた。

 パレスチナの前指導者だったヤースィル・アラファート氏の死後、パレスチナの中道派指導者アッバース氏が政権を握り、パレスチナ・イスラエル間の和平プロセスは新しい段階に入った。

 停戦を遵守することによって、双方とも和平交渉の継続に努力しており、この交渉が成功した場合、パレスチナ国家が誕生することになる。

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( 翻訳者:藤川淳 )
( 記事ID:139 )