国連安全保障理事会、イラク占領軍の派遣期間を延長
2005年06月02日付 Hamshahri 紙

6月2日付ハムシャフリー紙

イラク政府の要請により
国連安全保障理事会、イラク占領軍の派遣期間を延長


国連安全保障理事会は、イラクにおける多国籍軍の駐留期間延長に合意した。

テレビ局アル・アラビアの報道によれば、国連安全保障理事会は、4万人をアメリカ軍が占める計6万人の多国籍軍がイラクでの任務を本年末まで継続することに合意した。同局はこう加えた:この決定は、同軍の駐留継続に対するイラク政府の要請に基づいて行われた。フーシュヤール・ズィーバーリー・イラク外相は、火曜日に国連安全保障理事会における会談の中で、イラクにおける多国籍軍の派遣期間延長を要請していた。

この合意は、ジョージ・ブッシュ・アメリカ合衆国大統領が、イラクにおける民主主義の進歩への満足を表明した中でのことだった。

ブッシュ氏はまた、アメリカ軍のイラク撤退について、「アメリカ軍は適切な時期にイラクから撤退するだろう」と記者会見で述べた。

その他のイラク関連動向

*ハサン・トルクマーニー・シリア国防大臣は、イラクの治安情勢に対する懸念を表明するとともに、シリアの助力によってイラク国土への反乱軍の影響が阻止された、と主張した。


AFPのダマスカスからの報道によると、フーシュヤール・ズィーバーリー・イラク外相は火曜日、同氏の言によるとシリアからイラクに入国しているというテロリストの往来に対して支援するのをやめるようにシリア政府へ要請した。

トルクマーニー氏は次のように語った。「これらは敵による虚偽の訴えであり、これついて証拠は何一つ存在しない」

*イギリス国防省は水曜日、イラクでの民間人虐待により18ヶ月の禁固刑を宣告されたイギリス軍兵士2名の減刑を報告した。

ドイツ通信社の報道によると、イギリス国防省は減刑の経緯については言及していない。

同通信社によると、イギリス軍事裁判所は今年2月このイギリス軍兵士2名に対し、イラクの民間人に対する拷問と虐待の罪で18ヶ月の禁固刑を宣告していた。




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( 翻訳者:河西 高志 )
( 記事ID:142 )