ヒズボラ・アマル連合、南部で勝利
2005年06月07日付 Sharq 紙

6月7日シャルグ紙国際面

ヒズボラ・アマル連合、南部で勝利

【ファールス】レバノンのヒズボラ(神の党)とシーア派勢力のアマルは、南部での確実な勝利と、この地域における23の全議席の獲得を伝えた。ロンドンで発行されている中東新聞の報道によると、ナビハ・ベリレバノン国民議会議長兼アマル党党首は昨夜、記者会見で「ヒズボラとアマルの連合が、レバノン南部における勝利を確実にし、この地域における全議席を獲得した」と述べた。正式な統計によると、第二回のその地域での選挙の投票率は、前の第一回目のベイルートにおけるそれより増え、45%に達した。レバノン議会選挙の第二回目は、レバノン南部の州で23人の候補者のうち18人を選ぶため日曜に始まった。アマルとヒズボラというシーア派の二勢力は抵抗勢力の武装解除反対と、国連安全保障理事会決議一五五九の拒否をスローガンに今回の選挙運動に臨んでいた。ここでは議員候補者128人中23人が選ばれるが、そのうち6人は選挙実施前に他の候補者が棄権したため、選挙を戦わずして議員となった。議会選挙とそれと同時の立法選挙は、4回に分けて、毎週日曜に4週間かけて行われる。そして先週のベイルートでの第一回目の選挙では、故ラフィーグ・ハリーリーレバノン首相の息子、サアド・ハリーリーが党首を務める未来党が勝利を収め、首都ベイルートの全19議席を獲得した。IRNAの報道によると、この第二回の選挙結果に対するイスラエルの初めの反応はヒズボラの武装解除の再要請であった。イスラエルの情報筋は、政府の外務報道官の言葉として次のように伝えた。「イスラエルは選挙結果を懸念している。なぜなら、ヒズボラは完全な政党ではなく、むしろ一種の武装勢力であるからだ」。


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( 翻訳者:南龍太 )
( 記事ID:157 )