ギュル外相、ロンドンのテロで負傷したトルコ人学生オカン・ブラクに激励のお見舞い(Radikal紙)
2005年07月13日付 Radikal 紙

 ボスニアでのスレブレニツァ虐殺事件10周年記念追悼式典のあとで渡英し、昨日エクセター大学で名誉博士号を授与された外務大臣アブドゥッラー・ギュルは、その前夜、ロンドンでのテロで負傷したトルコ人学生オカン・ブラク(26)を見舞い、激励した。国立ロンドン病院を訪れたギュルは、「オカン君が非常に落ち着いた様子でいることには大変安心しました。右目はまだ治療の必要があります。左目は大丈夫でした。回復を祈ります」と述べた。ギュルはさらに、医師らがオカンを丁寧に診察しており、ロンドン駐在のトルコ大使館も事態を見守っているとした。そして、テロ事件で行方不明となっているトルコ人学生ガムゼ・ギュンオラルについても次のように言及した。「我々の娘ガムゼさんについては、残念ながらまだはっきりした情報は得られていません。しかしガムゼさんの母親、オカンの姉とその夫はロンドンに来る予定になっています。このことが、快方に向かっているオカン君を元気づけ、さらに回復に向かうことを期待しています。」

■イギリスの有名大学エクセター大学はギュルに名誉博士号を授与し、賞賛した。ギュル外相について長い紹介を行って舞台へ招いたアラブ・イスラーム研究学科長ティム・ニブロック教授は、この称号は、国際関係における解決策を生み出そうとする態度や、国内政治で人権や民主主義のために行った貢献に対し与えられたものであるとした。ニブロック教授は、ギュルがトルコ・ギリシャ関係、東地中海・キプロス問題の解決のために行った努力を褒め称え、この成功が今回の授与に結びついたのだと強調した。ギュル外相は、自身が学生時代の一時期を過ごしたこともあるエクセター大学に謝意を述べ、今回の名誉博士号授与を励みにさらに努力を続けていくと語った。



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( 翻訳者:宇野陽子 )
( 記事ID:437 )