Milliyet紙コラム Mehmet Yilmaz トゥルバンのために「憲法を変えること」は可能か?
2005年06月22日付 Milliyet 紙

祖国党党首エルカン・ムムジュが首相レジェプ・タイイプ・エルドアンに行った「トゥルバンのために憲法を変える提案」は政府から「好感」をもって迎えられた。
政府報道官と…大臣ジャミル・チチェクは、チチェクは、新聞記者たちの問いを「この問題の聞き手は政府ではない」と答えた。首相も、記者たちの同じ方向の問いにまだ「安心させる」答えをした:みなさんよい晩を!
しかし2002年11月25日の首相補佐メフメト・アリ・シャーヒンも、エルカン・ムムジュと同じように考えていたのだ。
シャーヒンは、憲法の42項を変更する方向で、大学のトゥルバン問題が解決できると言った。

■一から議論される決定
憲法の42項は「教育と勉学の権利と義務」を制定し、「何者も教育と勉学の権利を剥奪されることのない」ようにと命じている。
シャーヒンの考えは、この項を一から書き直し、学生たちの身なりや服装もこの権利の行使を妨害できないような形に変更することだった。
この件はその時 世論でかなり議論されたが、政府はこの見解で主張することはなかった。
今ムムジュの提案と共に、この件は新たに議論されている。
大学での「トゥルバン禁止」を廃止するため別の時期に他の企画も起こされた。高等教育機構の法律ではこの面で行われようとしている改革計画を憲法裁判所から棄却された。
憲法裁判所のこの決定は、今日大学で実施されているトゥルバン禁止の法的根拠を成している。
そして今、問いはこうだ: 憲法に行われる変化によって、憲法裁判所の決定が無効にされることができるのか?憲法が改正されれば、高等教育機構の法律にもこれに合せた調整がなされながらトゥルバン禁止を廃止できるだろうか?

■世俗主義へ強調
私達の記憶が悪いため、いくつかの事を繰り返し繰り返し思い出す必要がある。
憲法裁判所のこの決定はこうだ。ただ私一人でさえ、ラディカル紙やミッリイェト紙にこの決定を思い出させるような10個は記事を書いている、その前のはあなたが考えて下さい…
憲法裁判所の棄却決定が依った憲法の第2項、トルコ共和国の「世俗」的性質を強調している。
憲法裁判所は、法律改正にこの世俗主義の強調に従い棄却したのだ。
今また憲法の第4項を思い出そう:「憲法の第1項にある政府の形の共和国であることの権利における法定により、第2項の共和国の性質と第3項の法定を変更することは出来ない、また変更を提案することもできない」

■ムムジュははっきりと言うべきだ
この時点で祖国党党首エルカン・ムムジュの憲法改正の提案がどの項に関するものなのか知る必要がある。
ムムジュは、どの項をなのかをはっきりと言わなかったが、きっと「変更すれることを提案してはならない」という項の変項を述べていないだろう…。
彼の言葉から、変化の高等教育機構に関していることは理解でき、この憲法裁判所の「世俗主義」に関する過古の決定があるかぎり、ちゃんとした結果を導き出すことはない企画のように見える。



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( 翻訳者:池田 慈 )
( 記事ID:344 )