アゼルバイジャン使節団北キプロスへ エルドアン談話「島を訪れるということは事実上の国家承認」(Radikal紙)
2005年07月18日付 Radikal 紙

バクー発

北キプロスの国際的孤立を解消するために7月30日にエルジャン空港への航空路線を開設する準備を進めているアゼルバイジャンが、2週間以内に3つの使節団を派遣することが明らかになったが、タイイプ・エルドアン首相は、バクーのこの動きに対して「事実上、国家として承認したということになる」と述べた。昨日ロシア訪問に先立って記者会見を開いたエルドアン首相は、アゼルバイジャンが7月20日の平和・開放記念日に公式使節団を派遣することについて、7月1日のバクー訪問ではキプロス・トルコ人に対する前向きな発言を引き出したことを再度挙げてみせた。エルドアン首相の談話は以下の通り。「これが第一歩だと思います。このニュースを耳にして幸せな気持ちでいっぱいです。アゼリー人の我らが兄弟たちには心から感謝しています。」

昨夕、トルコ航空の特別機でイスタンブルから北キプロスへと向かったアゼルバイジャンの国会議員団は、明日、北キプロスのメフメト・アリ・タラート現大統領、ラウフ・デンクタシュ前大統領、ファトマ・エケノール共和国議会議長、フェルディ・サービト・ソイェル首相を表敬訪問する。アゼルバイジャン使節団のひとりハーディー・レジェブリ議員は、北キプロスの地に立っていられることに幸せを感じると語り、キプロスのトルコ系住民のための支援を継続していく、と述べた。使節団の第2陣は、経済開発庁が主体となり、7月22日~27日に北キプロスにやってくる。また7月28日~31日には100人規模の第3陣の訪問がアゼルバイジャン-トルコ実業者連合(Azerbaycan-Türkiye İşadamları Birliği:略称ATİB)によって実施される模様である。第3陣は商工関係者と報道関係者からなり、そこでは双方の通商関係と投資について取り上げられる見込みだ。

■33カ国から72名の来賓

トルコからはアブドゥッラー・ギュル外相が出席する北キプロスの7月20日の式典には、今年、33カ国から72名の来賓が出席することになっている。使節団を派遣する国は(トルコ、アゼルバイジャンを除いて)以下の通り。
インド、カタール、デンマーク、ベルギー、イエメン、バングラディシュ、スーダン、カザフスタン、レバノン、アラブ首長国連邦、イラン、アルバニア、ボスニア-ヘルツェゴビナ、ロシア、パキスタン、イギリス、イスラエル、エジプト、フランス、バーレーン、パレスチナ、ナイジェリア、ヨルダン、インドネシア、アイルランド、グルジア、スウェーデン、マケドニア、イタリア、アイルランド(訳者註:重複?あるいは「アイスランド」か?)、ドイツ。


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( 翻訳者:長岡大輔 )
( 記事ID:487 )