コレラ流行でミネラル・ウォーターの価格上昇 シャルグ紙
2005年08月11日付 Sharq 紙

2005年8月11日シャルグ紙 社会面(14面)

【サマーネ・ガドルハーン】コレラ患者数の増加と保健省による危険な水の使用自粛の呼びかけにともない、違法にミネラル・ウォーターの価格が上がっている。過去2日間で、テヘランではミネラル・ウォーターの価格が500リヤール(約6円)上昇したが、ミネラル・ウォーターの製造業者は商品の価格の変更、ないしは上昇は行っていないと発表した。その一方で、食料品販売業者はここ数日、ミネラル・ウォーターの販売数が過去最高を記録したと述べた。テヘランでのミネラル・ウォーターの価格の違法な上昇は、衛生的な飲料水の消費に仲介業者が広まりつつあることを警告するものである。そのため、この間、詐欺行為や違法な行為がこの分野で横行する可能性もある。イランでコレラが広まり、保健省も流行の可能性を警告するなかで、飲み水や野菜、果物の使用法について不安が広がっている。

 上水道衛生局局長は保健省の警告に関し、次のように説明した。「汚染の疑いのある天然の湧き水や河川の水は利用すべきではない。湧き水は消毒処理・衛生管理がなされていないからである。地層の高い部分からの湧き水は、地層の裂け目から水が汚染されている危険性が高く、動物がその付近を活動範囲にしている可能性もある」。同氏はさらに、汚染の危険性のある井戸水の利用も控えるべきであり、濾過装置によって濾過された水だけが一般に利用可能であると指摘した。

 モハンマド・ジャヴァード・ダストアームーズ氏はまた、最近ミネラル・ウォーターを入れるボトルが誤用されている可能性や、ミネラル・ウォーターの流通・販売で〔違法な〕中間業者が出回っている可能性について、シャルグ紙に対して次のように指摘した。「保健省公認番号付きの標準ボトルに入った、きちんと封がされて、信用のおける商標のついたミネラル・ウォーターだけを利用すべきである。このようなボトルの水は、ボトル内部を紫外線で消毒処理した上で、水が詰められている。ただし、ボトルに詰められた水がすべてミネラル・ウォーターであるかどうかは、保証できない」。

 保健省環境労働健全センター化学担当副所長は、ダマーヴァンド山などのテヘラン近郊の天然の湧き水を利用することは可能かとのシャルグ紙の問いに対し、次のように回答した。「流行病発生の危険性が高い状況下では、われわれは全てを疑ってかかる必要がある。雨水が浸透したり、動物がその水の近辺を生息範囲にしていたりすることで、地下水や湧き水が汚染される可能性があり、検査を行うまでその水が飲用可能かどうかを判断することはできない」。モハンマド・ジャヴァード・ダストアームーズ氏はまた、市の水道水は安全であると指摘した上で、次のように述べた。「もし水道の水以外の水を利用する場合には、必ず水を沸騰させるなどして消毒処理をしてからにすべきであり、消毒処理がされているかどうか確信がもてない水は利用すべきではない」。同氏はまた、貯水タンクの水は、電気冷蔵され水道につながっている場合を除き〔?〕、利用すべきではないと指摘した。

 他方、保健省は昨日、イランの東西隣国でコレラが流行していると指摘し、残念ながらイランの一部でも限られた範囲で発生していると発表した。同発表で、保健省は次のように述べている。「衛生上必要とされることを守らないこと、腐りやすい食品を行商の販売業者より購入して口に入れること、汚染された非衛生的な水を飲むこと、衛生健康面では良いとされてきた生の野菜や夏物の生鮮食料品を口にすること、これらが病気感染の主な原因である。それゆえ、食事前またトイレ後は、水と石鹸その他の洗浄剤で手をよく洗うことが必須である」。
〔以下略〕

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:643 )