北キプロスは「アゼリー」記念の祝賀ムード(Radikal紙)
2005年07月29日付 Radikal 紙

レフコーシャ(ニコシア)発

アゼルバイジャンのİmair航空による100名を乗せた初の北キプロス直行便は島に熱狂をもたらしたが、アゼリー使節団は昨日ラウフ・デンクタシュ前大統領とメフメト・アリ・タラート現大統領と会談した。デンクタシュは、アゼルバイジャン-トルコ実業者連合総裁で使節団団長のアフメト・エレントクに対して、「頻繁においでになっていたら…重ね重ねようこそいらっしゃいました。」と述べた。
タラートは使節団を迎える際に「これは、キプロス・トルコ人の不当な孤立状態に幕を引くために踏み出された一歩です。」と語った。代表団は前日大衆劇の公演を鑑賞し、「アゼリーの我らが兄弟たちよ、北キプロスへようこそ」と書かれたプラカードを目にすることとなった。その模様は国営放送のBRTと民間放送のGenç TVを通じて生中継された。エレントクは、光景を目の当たりにして、アゼリー・アクセントで「北キプロスへ降り立ててとても幸せです。」と述べた。またİmair航空トップのフズィリ・ファズッラーエフは直行便運行スケジュールとして毎週日曜日を予定しているものの、定期運行までには3ヶ月かかるだろうとコメントした。

■パパドプロス反発
ギリシャ系地域(訳者註:キプロス共和国のこと)指導者のタソス・パパドプロスは直行便の実施に対し抗議の意を伝える書簡をイルハム・アアリエフ大統領宛に送ったことを明らかにし、「時が来れば我々も手を打つ。」と牽制した。ギリシャ系地域政府は、アゼルバイジャンを国際民間航空機構(Uluslararası Sivil Havacılık Kurumu 訳者註:英略称ICAO 本部はモントリオール(カナダ))へ訴えることを検討している。


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( 翻訳者:長岡大輔 )
( 記事ID:551 )