裁判なしで50年拘留 シャルグ紙
2005年07月26日付 Sharq 紙

2005年7月26日 シャルグ紙27面

【社会部】裁判を全く受けることなく50年間刑務所に収監されていた、インド北東部出身のある村人がついに釈放された。現在77歳の老人であるマチャング・ラルング氏は、1951年グヴァハティから64km離れたある村で逮捕された。重度の暴行・傷害の容疑だった。彼は然るべき裁判を受けていたなら、10年の懲役で済んでいたはずだった。しかし、警察は「残念なことに警察はこの間、彼のことを忘れてしまった」と述べ、このような問題が発生したことに遺憾の意を表明した。

 ある人権活動家はこのような出来事が起きてしまったことに非難の声を上げ、警察に非があると訴えた。同活動家は続けて、次のように加えた。「1967年、刑務官らは囚人を放置してしまったことを理由に、彼の釈放を要求した。しかし警察は釈放直前に、彼を別の刑務所へと移送してしまった。警察はこの時も彼を裁判所へと送ることなく、ただ刑務所から別の刑務所へと移送したのみであった」。

 人権活動家によれば、さらに驚くべきは、ラルング氏の親族や家族さえも彼のことを忘れてしまっていた、ということである。昨年、この男性の件を調査した地域の人権活動家は、国の責任者たちに、できる限り早急に彼に関して決定を下すよう要請した。そして彼は先週ついに、1ルピー(2セント相当)を彼が殴打した人物に支払った後釈放されたのである。

 人権活動家らはまた、次のように述べている。「ラルング氏は警察を訴えることもできるが、長期間拘留されてやっと釈放された今となっては、もはや訴えようとはしないだろう。彼は一人の素朴な村人であったが、司法制度〔の欠陥〕のために人生を台無しにされた。今〔もし警察を訴えれば〕、数百万ルピーを得ることも可能だ。その一方で、50年の時が流れ、彼はもはや若かりし頃の村人たちや親族が今どうしているのかまったく分からず、現在の状況に不安を覚えていると訴えている。ラルング氏の担当医たちによれば、彼はここ数年、精神不安に陥っており、故郷の村に連れて行かれた時でさえ、自分がどこに連れてこられたのか分からなかったという」。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:中西悠喜 )
( 記事ID:569 )