欧:協議継続の意思/米:支持表明 シャルグ紙
2005年08月02日付 Sharq 紙

2005年8月2日付シャルグ紙 外交面
 ドイツ外相は日曜、「ドイツ及び英仏の同志らは、今後もイランとの協議を継続し、同国政府に対して核問題解決へ向けた何らかの提案をするつもりである」と述べた。イラン学生通信(ISNA)の報道によると、ヨシュカ・フィッシャー独外相はドイツのテレビ局の「ARD」に対して、「イラン側がこの問題について判断を見誤らぬよう、願っている」と述べた。同外相は、イランに対するヨーロッパの新たな提案の中身如何については説明しなかった。ヨーロッパ側は昨日までに、イランの核問題に関して自らの案をテヘランに提示することになっていた。

 また、アメリカの新聞「ワシントン・ポスト」は再度、イランが核兵器に使用可能な起爆剤〔濃縮ウランのこと〕の生産を行うことを非難し、欧米の外交官の発言を織り交ぜながら、「英仏独は経済協力、安全保障、および核燃料の供給保証を約束し、その代わりにイランは永久に核兵器に使用可能な爆発剤の生産を放棄することを内容とした案を、イランに提示すことになるだろう」と報じた。アメリカの外交筋はこのことについて、「この提案の詳細については5月から作業が進められており、もうじき完了する手はずとなっている。この提案はすでに、ブッシュ政権より一応の支持は受けている」と述べた。

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( 翻訳者:南龍太 )
( 記事ID:587 )