キリスト教民主同盟メルケル党首、過半数獲得できず(Milliyet紙)
2005年09月19日付 Milliyet 紙

キリスト教民主同盟はドイツにおける選挙で過半数は獲得できなかったものの、第一党となった。
単独政権のチャンスをうしなったメルケル党首は社会民主党とともに連立政権を組まざるを得ない。

ドイツにて昨日行われた前倒し総選挙の結果、左派・右派両政党は、議会において単独政権樹立のための単独過半数を得られず、互いに連立政権を組まざるを得ない状況となった。

◇結果のトルコへの影響
ドイツにおける選挙は、トルコにとっても運命の選挙とされてきたが、それは今回の選挙で有力だったCDU(キリスト教民主同盟/CSU(キリスト教社会連合)が、トルコのEU加盟に分類上反対の立場をとっているためである。このブロックの候補者アンゲラ・メルケルとCSUのリーダー、エドムント・シュトイバーはつねにトルコのEU加盟を阻止する意思を口にしていた。選挙期間中には外交上の公約を、「ブッシュ政策への接近」、「トルコのEU加盟阻止」としてきたメルケルは、SPD(社会民主党)とともに樹立する連立政権の首相として、議席に座ることになる。そして外務大臣を社会民主党に割り当てざるを得ない場合、トルコのEU加盟を阻止する作戦を自由に実行するのは困難な見通しである。


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( 翻訳者:田林 玲 )
( 記事ID:897 )