重量挙げでドーピング・スキャンダル:世界選手権への出場不可(Radikal紙)
2005年09月22日付 Radikal 紙

 予想されていたとおり、重量挙げ協会は国際大会出場から一時的に追放された。11月に行われる世界選手権への参加は不可能となった。

 国際重量挙げ連盟(IWF)は、トルコ代表の重量挙げ選手がドーピング検査を受けなかったことから、トルコ重量挙げ連盟に対し国際大会への参加を暫定的に禁止することを決定した。IWFは11月に開催予定の世界選手権でこのもんだいについて協議することとし、それに伴い10月の欧州ユース大会への出場も取りやめとなった。

 IWFから昨日トルコ重量挙げ連盟に送られた書面には、「2005年9月6日の競技会外ドーピング検査における協定違反によりトルコ重量挙げ協会の国際活動は延期された。協定違反に関し、2005年11月15日にカタールで開催される世界選手権の期間中に審議が行われる。最終決定はこの審議においてなされる。この一連の手続き後、トルコ重量挙げ連盟の世界選手権への参加は認められないものとする」とあった。国際重量挙げ連盟のタマス・アヤン会長の署名が入ったこの書面ではきわめて強い表現が用いられ、「世界反ドーピング機関(WADA)の係官や間接的には国際重量挙げ連盟に多大な迷惑をかけた。2年の懲罰期間を設ける。この期間は延長される可能性もある」とまで述べられていたことがわかった。

■トルコ重量挙げ連盟アックシュ会長:「辞任はしない。無意味だ」
 トルコ重量挙げ連盟のアックシュ会長は最新の情勢について会見を開き、「これから弁明書を送付する。納得してもらえればおそらくは世界選手権不出場だけですむだろう。問題の調査はもう始まっている。選手やコーチから事情を聞いているところだ。彼らの言い分には弁明書でも言及する。懲罰期間延長の意思については考えられない。国際協約は拘束力の強いものと考えている。我々の犯した最大の違反は、選手が突然に思い立ってサッカーの試合に行ってしまったことだ。その日に検査官がやってきたのだ。もし選手が事前にサッカーの試合に行きたいと我々に告げてくれていれば、我々もそのことを国際重量挙げ連盟に報告していただろう」と述べた。アックシュ会長はさらに、「問題が解決に向け軌道に乗るまで私は辞任するつもりはない。不適切だ」と話した。

 青年スポーツ総長メフメト・アタライ氏は「アックシュ会長を支持する。この種の事件は、重量挙げで発言力のある中国やブルガリアのような国々でも起きていることだ」と述べた。


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( 翻訳者:宇野 )
( 記事ID:929 )