トイレ論争に終止符:公衆トイレ完成式典行われる(Milliyet紙)
2005年09月28日付 Milliyet 紙

チョルム県のイシキリップ郡で、公正発展党(AKP)員のオルハン・オズチュルク市長の指示により撤去された男子用便器の一部が2カ月振りに開放され、式典が開かれた。トイレの周りにはたくさんの花輪が飾られた。

チョルム県のイシキリップ郡で“立ったまま用をたすことは(宗教上の)罪”との主張によりAKP党員の首長がトイレから撤去させた便器の一部が、2カ月振りに元の場所に戻され、式典が開かれた。8月にイシキリップ市長オルハン・オズチュルク氏の指示で市の中心部にあった10カ所の公衆トイレの男子用便器が撤去されたことが、一部住民の反発を招いた。共和人民党員が、便器が“立って用をたすことは罪である”という理由で撤去されたと主張すると、地元で議論が巻き起こった。オズチュルク氏は便器を水の無駄づかいを防ぐために撤去したと説明した。

■25,000リラの工事費

論争の後、キョプリュバシュ地区に25,000リラかけて新しいトイレを作った市は、2つの男子用便器を取り付けた。先日開かれたトイレの開設式には、オズチュルク市長と並んでAKPのフェフミ・ヤール郡支部長など招かれた多く人が参加した。式典会場では、AKP郡支部や来賓の送った花輪が人目を引いた。オズチュルク氏は工事が終わり供用されるトイレが議論の的になるのは理解できないとし、次のように語った:
「便器の撤去は反動的な思想とは一切関係がない。撤去したのは、より近代的な設備にするためであり、水の浪費を防ぐためだった。以前のトイレではひと月に15,000リラの水道代がかかっていたが、新しく作ったトイレではこの水の無駄遣いを防げる。今後さらに4つの公衆トイレを設置する予定だ。我々の目的はイシキリップの人々により近代的なサービスを提供することである」。

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( 翻訳者:清水 葉月 )
( 記事ID:961 )