キプロス共和国元首脳が歴史的見解「キプロス紛争は回避できた・・・」(Milliyet紙)
2005年04月24日付 Milliyet 紙

キプロスのギリシャ政府の元リーダーであるグラフコス・クレリデスは、当時彼自身が議長として活躍していた1973年には、キプロス問題が解決の段階にきていたことを発表した。

アテネで出版されたTo Vima新聞に声明文を載せたクレリデスは、1973年にトルコ側と合意したことを発表しなかったのは大きな間違いであったとし、彼自身にとってもひどい誤りをおかしたと述べた。

記者の「今日ようやく告白できるような大きな過ちをおかしたのか」という質問に対し、次のように答えた。「もちろんだ。1973年に問題はほぼ解決点に達していた。だがなぜ言えなかったのかというと、おそらく私はマカリオスとグリバスに否定されるのが怖かったのだ。あの時二人に否定されたら私の言う事を誰が聞いただろう。私は二人に押しつぶされていたはずだ。しかし、どんな理由があろうとも1973年に「トルコとキプロスの件については合意している。」と言わなけばならなかった。発表していれば、占領などは起こらないはずだった。」記者の「あの時に発表していれば、今日の状況はもっとよいものであったか」という質問に対しては、「その件については話したくない」と多くを語らなかった。

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( 翻訳者:坂泉穂 )
( 記事ID:9 )