デンマーク、イスラームの預言者を再び侮辱:イラン側、即座に反応 ハムシャフリー紙
2006年10月10日付 Hamshahri 紙

2006年10月10日付ハムシャフリー紙

【政治部】イスラームの偉大な預言者と15億人のムスリムの聖域を、デンマークのテレビが再び侮辱したことを受け、駐イラン・デンマーク大使が外務省に召喚された。

 デンマークのSqrenHaslundJensen大使は、同テレビ番組の内容に関して、恥ずべきこととして遺憾の意を表明した上で、デンマーク人民党の青年部の小グループが犯した容認不可能な行為を非難する旨の、デンマーク首相の公式声明文の訳文を提出した。

 デンマークの全国テレビが侮辱的な内容の映像を放映したことは、さらにイラン国内に広範な反響を呼んだ。

 共和国大統領は土曜日の閣議において、イスラームの預言者の聖域を再度侮辱したデンマークのテレビ局の下劣な行為に言及し、このような行為はリベラリズムを唱道する者たちの弱さ、無力さ、敗北の程度を示しているとの見方を示した。

 他方、ゴムの偉大なるマルジャエ・タグリード〔シーア派の宗教最高権威〕の一人であるアーヤトッラー・ナーセル・マカーレム=シーラーズィーは、デンマークのテレビによるイスラームの偉大なる預言者の聖なる御前に対する侮辱行為を強く非難して、「デンマークのメディアによるイスラームの偉大な預言者に対する侮辱は、歴史的にも前例を見ないものだ」と語った。

 同師はさらに次のように語った。「残念ながら、このような国の破廉恥ぶりは最高潮に達しているようだ。彼らはテレビの中で、数十億人のムスリムの指導者をだれが一番上手に侮辱できるか、若者たちに競わせているほどだ」。

 アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーはさらに、このような行為はシオニストの謀略であるとして、「以前デンマークの新聞数紙が掲載した風刺画、ローマ法皇の恥知らずな発言、そしてヨーロッパ諸国の新たな行いはすべて、ある一つの目標を追求したものに他ならない」と指摘した。

 〔後略〕

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( 翻訳者:緒方萌 )
( 記事ID:3688 )