英国教会カンタベリー大主教:十字架、ベールなど宗教的シンボル着用の自由を主張(Radikal紙)
2006年10月28日付 Radikal 紙

英国国教会の精神的指導者であり、カンタベリー大主教であるローワン・ウィリアムズは、イギリスでアフガニスタンとイラクの占領に反対したことで知られていている。ウィリアムズは、ベール論争の仲裁に入り、政治に対し、服装における宗教的要素に関して干渉しないよう呼びかけた。ウィリアムズは、全く宗教的シンボルを含まない社会を目的とすることは政治的に脅威となるだろうと主張し、信仰を象徴するベール、スカーフ、十字架のようなシンボルの着用については自由とすることが必要だ、と主張した。

ウィリアムズはタイムズ紙の論説で、次のように表現した: 「政府は、どの宗教のシンボルが認められるかを決める所轄官庁であってはならない。なぜなら、ベールや、それに類似した宗教シンボルの使用に干渉することは、イギリスを誤った政教分離理解に陥らせる。イギリスが政教分離社会である時代が到来したかしていないかが問われている。これは誤りである。最近の宗教論争は、混乱状態を生み出した。火星からの訪問者が、イギリスでの最大の脅威は宗教戦争である、と考えることは容易だ。」
ウィリアムズは、「国家がこの問題に干渉することは誤りである。中国のようないくつかの場所では実行が試みられたが、不成功に終わった」と主張した。




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( 翻訳者:富田 祐子 )
( 記事ID:3803 )