テヘランの12000個の違法衛星アンテナを回収 ハムシャフリー紙
2006年10月02日付 Hamshahri 紙

10月2日 ハムシャフリー紙

[社会部]
 テヘラン警察長官タラーイー司令官は、テヘラン市内の屋上から12000個もの違法衛星アンテナが回収されたという発表のなかで、「この計画が実行されてから、テヘラン市内の5000の高層ビルと住宅地から衛星アンテナが撤去された」と述べた。タラーイー司令官は「違法衛星アンテナの回収は、高層ビルや住宅地の役員会との協力により達成されたが、これは法の遵守に基づく我々と市民との要請の結果である」と述べ、更に「違法衛星アンテナ回収については、我々は市民の参加を最大限生かそうと努め、自ら法を敬い、回収措置をとるよう市民に要請した」と付け加えた。

 「実際、我々はある法的義務と司法的指示を遂行した。おかげで、1,2の事例を除き、役員会が注意を怠っており、それについて非難や警告があった12000個ものアンテナを回収するという問題について、役員会と市民との間にいかなる衝突もなかった。」

 タラーイー司令官は、違法衛星アンテナ回収に対する評価の中で、次のように述べた。「この任務が市民と警察との間に衝突も無く遂行されたという点で肯定的に評価する。だが、市民の考えは我々が表明するところと異なる。社会には主に二つの視点があるが、これらの問題は、さまざまな問題の長所や短所に関して、人々が法をよく知らないことと、社会における法教育の欠如に起因するのであり、我々は行政官としてそれらについて決定していく所存である。」

 また彼は、別の発言において、昨年のテヘラン警察の成功を市民の意識によるものだと評価し、次のように述べた。「私は方針についての議論を考慮に入れている。我々の方針は、テヘランにおいては次の通りである。すなわち、時宜にかなった情報伝達と公共の情報の増加や、治安部隊の義務である安全維持のサイクルにおける市民の参加水準の向上に伴い、前進することが出来るのである。」

 更にタラーイー司令官は、1385年(2006年3月~2007年2月)には「我々の目標は、中心的地区の安全を各地区のモスクの安全とともに考慮している」という表明とともに、「我々はテヘランの371の地区にたいし、371の交番の配置を計画してきた。そして、こんにちに至る6ヶ月の間、120の交番を作った。実際のところ、この交番は、市民自らで構成される名誉警官の協力によって、それぞれの地区の安全性を高めることができるのだ」と述べた。



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( 翻訳者:深澤野絵 )
( 記事ID:3653 )