トルコのような大学入試のやり方は他の国にはない (Radikal紙)
2006年10月09日付 Radikal 紙

大学入試センター長ユナル・ヤルマアン教授は大学入試に関して不満を感じている。他の国々ではトルコのように学力試験のみで入学者選抜を行っていないとし、「受験者を50万人ほどに減らすことができれば、論述式の試験を導入することができるだろう」と述べた。大学受験者数が多すぎるため、試験の方法が理想的な形になりえず、この解決のためにはまず、経済状況の改善が必要であると述べた。さらに、以下の事を明らかにした。

■高卒者の割合が高まらねばならない
高卒者の割合が40%である国では、大卒者の割合が50%になりえない。一方、高卒者の割合が60~70%に達し得るなら、大卒者も50%に達し得よう。

■増加する浪人生の解決
大卒者数を増やすためには、大学の狭い門戸によって増加する浪人生をなんとかしなければならない。つまり高校卒業者は、一部の例外を除いて、大学入学を希望すれば、卒業したその年に入学を可能とすべきだ。

■学力試験のみによる入試を行う唯一の国
トルコ以外の国では学力試験のみによって入学者選抜が行われることはない。他の判断基準が用いられているからである。他の国々では、学力試験と同時に、論述式でも問われ、学生の表現力を測ることがなされている。我々もこのような試験を行うために、受験者数を減少させる必要がある。

■定員数の増加が必要である
受験者数を減らすためには経済の改善が条件である。高卒者は仕事を見つけることができない。そのため、誰もが大学に入ることを望む。大学の定員数はなんとしても増やさなければならない。現状に対して定員数が不十分なままである。




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( 翻訳者:堀ノ内夏子 )
( 記事ID:3665 )