愛のためではなく、生きるための結婚(Milliyet紙)
2006年11月20日付 Milliyet 紙

コンヤ出身のファーティフ・イルケルさん(27歳)は50歳年上のドイツ人女性と結婚した。生きるためにがむしゃらに頑張ってきたとのべるイルケルさんは、「海外に行くことで私の人生は変わるだろう」と語った。
 イルケルさんは、アンタリヤ県のアランヤ市に仕事を見つけるために来て、ホテルで働き始めた。そこにたまたま滞在していた77歳のドイツ人女性ウルスラ・ブラインダーさんと知り合った。交際を始めてすぐ結婚しようと決意した二人は、アランヤ市婚姻局で先日結婚した。結婚式には新郎新婦の友人も出席した。
 イルケルさんは、「アランヤでは仕事を見つけるのが難しい。それがこうした結婚に至った理由である」言う。「妻と3年前にアランヤで知り合った。長年、観光業で働いているが、シーズン中でも賑わない為に収入は少ない。海外に行くことで私の人生が変わるだろうと信じている。アランヤの観光業はもう見込みがない。私どももこのような方法をとることで、生活を立て直そうと努力しているのです」と述べた。
 また、ウルスラ・ブラインダーさんは、「ファーティフとは最初にアランヤに観光に来た際に知り合いました。一目惚れでした。今後の生活は夫と共にドイツで送るつもりです。幸せな日々を送れるだろうと確信しています。今はとても幸せです」と話した。


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( 翻訳者:堀ノ内夏子 )
( 記事ID:3934 )