アレヴィー信徒は学校での宗教科目が免除されることに(Radikal紙)
2006年11月24日付 Radikal 紙

アレヴィー・ベクタ連盟合副総裁であるケナンオールは、息子が必修の宗教科目の授業を免除されるために起こした訴訟に勝訴したことを発表した。

アレヴィー・ベクタシ連盟副総裁であるアリ・ケナンオールは、息子のムスタファ・ベルカイ・ケナンオールが宗教の授業を免除されることを目的に起こした訴訟で勝訴したことを明らかにした。ケナンオールは「ス・テレビ」で放映されている番組で、昨朝裁判所の決定を受けて学校に行き、息子が宗教科目の試験を受けることを阻止したと伝えた。
アレヴィー・ベクタシ連盟事務長フェヴジ・ギュムシュもこの問題に関して、今日の10時からアンカラ大学政治学科連合会において、記者会見を行なう予定があることを知らせた。ギュムシュは以下のことを述べた:「一人のアレヴィー教徒の息子が必修の宗教の授業という拷問から、法廷の決定により救われた。明日の(24日)の記者会見において、必修の宗教の授業に関して起こされ、アレヴィー教徒の側に立った結果に終わった訴訟に関し、新しい進展が報告されるだろう」
ケナンオールは、4年生になったばかりの息子の必修宗教科目を免除させるために2005年の6月にイスタンブル県国民教育局に訴えた。教育局からの返答がなかったのでイスタンブル第5地方行政裁判所において訴訟を起こしたケナンオールは、請願書において「息子は、母と父の意志に反して、同時に(彼らの)宗教的、哲学的見解に反した形で教育されている」と記述した。告訴されたイスタンブル知事室は、裁判所に、原告がイスラム教以外の宗教を信仰していることを含む申告がないことと、授業は必修であることを主張した。裁判所は、2005年12月30日に下した決定で「原告がどんな宗教を信仰しているか考慮することなく、基本的人権と自由のもとでの宗教信仰の自由が適応される範囲において、子供の宗教文化の授業を免除する」と決定し、(必修宗教科目の)実施を停止する決定を下した。イスタンブル知事室は、地方行政裁判所に抗告し、履修実施停止の決定の取り消しを求めた。裁判所もこの要求を適切だと認めた。




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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:3966 )