シーア派トルコ系(テュルクメン)住民への自爆テロで23人死亡-北イラク(Milliyet紙)
2006年11月25日付 Milliyet 紙

イラクの首都バグダッドのシーア派住民が多数を占めるサドルシティーで一昨日(23日)流血テロが発生したが、24時間を経ずに昨日(24日)もトルコ系住民(テュルクメン)の町タルアファルでシーア派トルコ系住民(テュルクメン)への自爆テロがあった。タルアファルの乗用車販売店前でのテロで、23人が死亡し少なくとも26人が負傷した。警察によると、シーア派トルコ系住民を狙ったテロは2人の自爆テロ犯による犯行で、1人は身につけた爆発物を爆発させ、もう1人も爆弾を積んだ車を爆破させたとのことである。

バグダッドの北西420kmに位置するタルアファルで多数を占めるトルコ系住民はシーア派、スンナ派からなる。タルアファルのスンナ派住民らは、シーア派の警察が町に到着後、シーア派住民に対して差別を始め、弾圧が増したと主張していた。

バグダッドのサドルシティーで一昨日(23日)発生した4件のテロの死者は215人を超し、252人の負傷者のうち一部は重傷のため死者数が増える可能性があることが明らかとなった。イラク政府はバグダッドで無期限の外出禁止令を発令し、バグダッドとバスラの空港を閉鎖した。


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( 翻訳者:富田 祐子 )
( 記事ID:3971 )