国税局、結婚関連事に追徴課税 (Radikal紙)
2006年11月06日付 Radikal 紙

2005年に結婚した6,793組のカップルが、結婚関連事に出費したものについて綿密に調査したイズミル国税局は、多額の脱税があったことを突き止めた。結婚式場のオーナー、家具専門店、不動産業者、招待状作成会社、そして結婚式の時に配られる甘味を作る会社に対し24万4784新トルコリラ(2133万円相当)の罰金に処す一方で、200万新トルコリラ(1億7,429万円相当)にも及ぶ領収書が訂正された。

公式書類でカップルを国税局に呼び出した調査員は、カップルに次のような項目の質問をした:「どこで式を挙げましたか?」、「式の写真を誰に撮影を依頼しましたか?」、「花嫁のウエディングドレスや、花婿の衣装はどこで購入しましたか?」、「どこでヘアメイクをしましたか?」、「招待状の作成をどこの会社に依頼しましたか?」、「ウエディングケーキをどこで購入しましたか?」、「家電製品、家具、絨毯、そしてカーテンをどこで購入しましたか?」、「結婚指輪や他の金属の装飾品をどこの宝石店で購入しましたか?」、「家主は誰ですか?」、「家を誰から、いくらで購入しましたか?」、「結婚の費用はいくらでしたか?」、「この出費に対する領収書をもらいましたか?」

■回答を得て追徴
質問に対する回答の整理が行われ、結婚式場のオーナー、不動産業者、家具専門店、招待状作成会社、そして甘味製造者が国税局に呼び出された。税務調査員が業者に、「この日付で、このような人たちが、あなたがたの会社からしかじかの商品や製品を購入したり、サービスを受けたりしています。領収書を見せていただけますか?」と迫った。

こうして結婚費用が綿密に調査されたことで、59の結婚式場に対し12万6518新トルコリラ(1,103万円相当)の罰金が科せられ、84万574新トルコリラ(7,326万円相当)分の領収書が訂正された。124の不動産代理店に対し2万9,912新トルコリラ(261万円相当)の罰金が科せられ、8万330新トルコリラ(700万円相当)分の領収書が訂正された。153の家具専門店は8万5千新トルコリラ(741万円相当)の罰金を払い、113万2,401新トルコリラ(9,870万円相当)分の領収書が訂正された。1,806新トルコリラ(16万円相当)の罰金が科せられた、招待状作成会社6社はといえば、340新トルコリラ(3万円相当)分の領収書が訂正された。甘味業者2社は、1,548新トルコリラ(13万円相当)を支払い、1400新トルコリラ(12万円相当)の領収書が訂正された。

イズミル国税局局長ムスタファ・ブルトゥは、宝石商、絨毯—カーテン、家電製品の各業者、カメラマン、ウエディングドレスや花婿の衣装の販売業者の調査を続けていくことを述べた上で、今回の調査で344の調書を作成し、24万4,784新トルコリラ(2133万円相当)の罰金を徴収し、そして合計200万新トルコリラ(1億7,429万円相当)分の領収書が訂正されたのを明らかにした。

ブルトゥは、「税務管理について新たに抱くところなった理解によれば、もはや納税者から情報にたどり着くのではなく、情報から納税者にたどり着くことだ。今回の結果にはとても満足している」と述べた。




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( 翻訳者:山本裕一 )
( 記事ID:3852 )