ドイツにお嫁にいけない!? (Milliyet紙)
2006年11月06日付 Milliyet 紙


ドイツは、外国人移民を減らすため、移住の理由の一つとなっている「家族同居」に、年齢制限と言語に関する規制を設けることになった。ドイツ移民と結婚して新たに移住しようとするものは、まず言語を学ぶことが必要になる。

■欧州諸国は外国人に対して門戸を閉ざす方向での政策を進めている。「家族同居」を理由にした移住に制限をかけているのはデンマーク、オランダ、スイスであり、今回ドイツも加わることとなった。
ドイツのメルケル首相の連立政権では、すでに移民として暮らしているものと結婚して、新たに移住してくる者に対して制限を設ける方向での合意がなされた。
これは制限を設けることで偽装結婚を食い止めることを目的とし、「外国人に関する法」の中の「家族同居」に18歳以上という年齢制限を設けると共に言語規定を設けることで、連立政権内の意見の一致を見た。現行では、結婚は実際16歳以上が条件となっている。
また「外国人に関する法」の別の改正は、「家族同居」を理由にドイツ移住を希望するものにドイツ語の知識を条件と課することである。十分にドイツ語を習得していない者は、この場合、トルコで語学学校に入ることになる。語学学校を修了した者に対してのみ、「家族同居」を理由にドイツに移民する許可が出されることになる。
以上のような連立政権内での改正合意は、数ヶ月以内に法律にされ実施される方向にある。


■移民する家族の中に広く見られる偽装結婚や深刻な家庭内問題を解消する目的で、移民に年齢制限が設けられることが取沙汰されている。これに関して、最初の年齢制限がデンマークで認められることとなり、「家族同居」を理由にした結婚には21歳という制限が設けられた。より若年で結婚した者に関しては移住が認められない。オランダでは年齢ではなく、言語習得の条件が設けられた。「家族同居」を理由に、オランダに結婚して来る移民は、十分にオランダ語を習得していることが要求される。習得していない者は勿論、語学学校に行く必要がある。
スイスも、改正された外国人に関する法律によって、EU国民以外の外国人が移民許可を得るためには、少なくとも一つの公認言語を習得している必要があることを条件としている。



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( 翻訳者:堀ノ内夏子 )
( 記事ID:3853 )