イスタンブル株式市場に上場している304の企業の株式の時価総額が1年間で64.3％上昇し、1,615億ドルとなった。同市場は韓国市場に続いて世界第2位の速さで拡大したことになる。

イスタンブル株式市場はこれまで、世界で最も株価が乱高下することから“エレベーター市場”などと呼ばれていたが、EUの要望である早急な民営化と経済安定化によって、韓国に続く世界第2位の速さで拡大する市場となった。

世界株式市場連盟のデータによると、イスタンブル市場に上場する304の企業の2005年末の株式の時価総額は、2004年末に比べドル換算で64.3％上昇し、1,615億3760万ドルとなった。韓国市場はというと80.2％上昇し、7,181億700万ドルに到達した。トルコと同じカテゴリーに分類されるブラジル市場では43.7％上昇し、4,746億4,690万ドルに達した。

株式の時価総額ではニューヨーク市場が13兆3,000億ドルで世界第1位。また上場企業数ではインド市場が4,763社で最多を誇っている。

■トルコはギリシャを抜いた

イスタンブル株式市場は市場価値の点ではアテネ株式市場を追い抜く結果となった。アテネ市場に上場した企業の株式の時価総額は2004年末には1,252億4,160万ドル、昨年末には1,451億2,070万ドルだったが、イスタンブル市場では同時期に982億9,850万ドルから1,615億3,760万ドルに上昇した。

＜世界の株式市場ランキング＞

株式市場名 価格
ニューヨーク 13兆3,105億ドル
東京 4兆5,729億ドル
ナスダック 3兆6,039億ドル
ロンドン 3兆582億ドル
フランクフルト 1兆2,211億ドル
香港 1兆549億ドル
マドリード 9,599億ドル
スイス 9,254億ドル
オーストラリア 8,041億ドル
フィンランド 8,025億ドル

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（ 翻訳者:永井 ひとみ ）
（ 記事ID:1747 )