公共機関のサイトを改変したハッカー逮捕:PKKのスローガンを書き込む(Yeni Safak紙)
2006年12月27日付 Yeni Safak 紙

約20の公共機関の公式インターネットサイトに侵入し、非合法のテロ組織のプロパガンダを行ったとしてM.A.がイズミルで逮捕された。

アンタリヤ県警本部をはじめ、国民教育省の県や郡の施設のうち約20の公共機関の公式インターネットサイトに「侵入」し、非合法のテロ組織のプロパガンダを行ったといわれるM.A.(20)がイズミルで逮捕された。M.A.は、私立大学のコンピュータ学科で学んでいるという。犯行に使ったと思われる、兄が経営するインターネットカフェのパソコン10台が押収された。M.A.は、以前同じ犯罪でイスタンブルで逮捕拘留された二人の人物とのつながりが指摘されており、イズミル県警本部テロ対策部での取調べ後送検された。

イズミル県警本部のテロ対策部は、公共機関のサイトに侵入し、テロ組織PKK(クルド労働者党)/ Kongra Gel(クルド人民会議)旗とスローガンを掲載した件に関し、イスタンブル県警本部と共同で技術的追跡を開始した。イズミル県警は、アンタリヤ県警のサイトへの侵入容疑でイスタンブルで拘留されたM.D.の関与を捜査中で、これらの人物との通信がバルチョヴァのインターネットカフェで行われており、サイトの侵入についてやりとりをしていたことを確認した。兄と共にインターネットカフェを経営するM.A.も、このサイト侵入に加担していたことが明らかとなった。M.A.は別の公共機関の公式インターネットサイトの改変の準備をしており、警察はその容疑で拘束、逮捕した。M.A.はインターネットによってテロ組織のプロパガンダを行うコンピュータ犯罪の容疑で検挙され、犯行に使われたインターネットカフェのパソコン10台も押収された。

警察は、M.A.が先日発生したイズミル県庁のインターネットサイト侵入事件の犯人であるかについても捜査中であることを明らかにした。M.Aと共に公共機関のサイト侵入に加担した疑いのある人物らの特定に努めており、明確な結果はパソコンの調査後明らかにされることが述べられた。この捜査の他、サイトの破壊行動に使われたCD11枚とフロッピーディスクも押収された。容疑者は取調べ後送検された。


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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:4235 )