アフマディーネジャード大統領、ハニーヤ・パレスチナ首相と会談 ハムシャフリー
2006年12月01日付 Hamshahri 紙

2006年12月1日付ハムシャフリー

【ハムシャフリー・オンライン】マフムード・アフマディーネジャード大統領はアーザル月10日〔12月1日〕金曜日、パレスチナ政府のイスマーイール・ハニーヤ首相とカタールのドーハで会談した。

 IRNA(イラン国営通信)の報道によると、マフムード・アフマディーネジャード大統領はエルサレム占領体制による数々の侵略、殺戮、圧政、弾圧に立ち向かっているパレスチナの人々に対して、世界の全ムスリムが確固たる支持をすることの必要性を強調して、次のように語った。「シオニスト体制とは、強圧的抑圧主義諸国が地域に支配を打ち立て、敵がムスリムの中心に自らの影響を浸透させるために作られたものであり、その本質は脅迫と侵略である。このことは、今日すべての人が知っていることである」。

 大統領府広報部が金曜日夜に報告したところによると、大統領は金曜日の夕方、カタールのドーハで行われたパレスチナ政府のイスマーイール・ハニーヤ首相との会談の中で、「もし脅迫者としての本質がシオニスト体制という存在から取り除かれてしまえば、もはや同体制を生き長らえさせる根拠など残ってはいない」とした上で、「この体制は地域に緊張をもたらし、米英の抑圧的政策を地域諸国に強いるために生まれたのであり、平和と安全の樹立に寄与することなど、決してあり得ないのである」と述べた。

 アフマディーネジャード大統領はさらに、シオニスト体制はもはや落ち目であり、パレスチナ人民の自由を希求する運動・闘争は日に日に成長を続け、次々に成功を収めているとした上で、「今日西洋の政治家たちの多くも、正統性を欠いたこの体制を生き長らえさせる必要性に疑問を感じるようになってきている。この体制の存在意義が疑問視されているのだ」と強調した。

 大統領はまた、パレスチナ国民の側に立つことは、世界のムスリムにとって宗教的義務であるとした上で、「勝利がパレスチナ国民とムスリムのものであることは、疑う余地が無い。シオニスト体制による犯罪行為の継続は、この偽りの体制の崩壊の速度を速めているだけである」と語った。

 パレスチナ政府のイスマーイール・ハニーヤ首相も、この会談の中で、パレスチナ国民の願望に対するイラン政府及び国民の支持に感謝の意を表明した上で、「パレスチナ国民の正当なる闘争を支持する閣下及びイラン人民の素晴らしいスタンスは、イスラームの基礎に対するあなた方の理解の深さをよく表している」と述べた。

 パレスチナ政府首相はまた、パレスチナ人民の抵抗により、シオニスト体制が弱体化しつつあることに言及し、「パレスチナ国民のインティファーダは、パレスチナの願望が実現され、聖都エルサレムが解放されるまで継続されるだろう」と強調した。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:4038 )