ナンの公定価格が引き上げ ハムシャフリー紙
2006年12月08日付 Hamshahri 紙

2006年12月8日付ハムシャフリー紙

ナン生産販売者組合会長は、先週水曜日からのナンの価格引き上げが、ナンの生産販売者へ通告されたと述べた。

ホセイン・ナザリー同組合会長は、ファールス通信とのインタビューに答え、次のように話した。
「組合からナン生産販売者に通知された価格表は、各ナン販売店の店頭に貼り出されなければならない。」

さらに、同組合会長は、「ナンの価格は、どんな種類の小麦粉を使用しているか(1kgあたり75リヤール[約1円]か、あるいは、450リヤール[約6円]か)によって異なっている。また、ラヴァーシュ[注1]は、1kgあたり150リヤールから200リヤール[約1円90銭~2円50銭]、サンギャク[注2]は450リヤールから1000リヤール[約6円~13円]と定められた。」

ナザリー会長は、[ナン一個あたりの]たねの重量が増えたことにも議論が及んだと語り、次のように述べた。「例えば、以前は、ナンのたねは、ラヴァーシュがひとつあたり100gから120gだったがが、現在では200gに増加している。」

さらに、ナザリー会長は、「450リヤール[約6円]の小麦粉で作ったサンギャクは、1000リヤール[約6円~13円]以上では販売しないことが定められた。また、450リヤールの小麦粉で作ったバルバリー[注3]は、1000リヤールで提供されることが決定された」と述べた。

ナザリー氏によれば、ナンの価格は、今現在の適正な水準に修正されたのだという。

さらに彼は次のように説明している。「75リヤール[約1円]の小麦粉で作られるバルバリーは750リヤール[約10円]で、75リヤールの小麦粉で作られるサンギャクは550リヤール[約7円]で販売されるべきである。」

ナザリー会長は、今回の価格引き上げは、ナンの品質維持にも影響を与えるとしている。

[注1]ラヴァーシュ:薄くて最もシンプルなナン
[注2]サンギャク:小石の上で焼いた厚めのナン
[注3]バルバリー:厚めでもちもちしたナン。表面にゴマがふってある


Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:前田君江 )
( 記事ID:4082 )