パレスチナへの支援凍結に対処する必要:イラン第一副大統領、シリアを訪問 シャルグ紙
2006年02月26日付 Sharq 紙

2006年2月26日付シャルグ紙2面

【ISNA】イラン第一副大統領はシリア政府首脳陣との会談に触れ、「地域の政治情勢がきわめてセンシティブなものとなっていることから、〔今回のシリア訪問では〕政治的問題についての相互理解が図られた。イランとシリアは、互いの関係をより高いレベルへと高めるよう努力する必要がある」と述べた。

 シリア訪問を終え、帰路へとついたパルヴィーズ・ダーヴーディー第一副大統領は、イラン・シリア間で8つの協定文書が取り交わされたと明かし、さらに「イラン・シリア間の経済協力に関する高等委員会の会議に出席することが、今回のシリア訪問の目的であった。工業、商業、農業、石油、運輸など、イラン・シリア間のほぼあらゆる分野での経済交流について、中心的に検討がなされた」と語った。

 同副大統領は、ハマースへの財政援助についても、次のように述べた。「最高指導者の指示にもとづき、シリア外相兼第一副大統領とは、ハマースについて、つまりアラブや西洋の各国からの援助が凍結される可能性について議論した。もちろん、西洋諸国に関する議論が、議論の大半を占めた。ムスリム諸国は、西洋諸国による援助凍結に対して、何らかの方法で埋め合わせることが必要だ」。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:1970 )