トルコサッカーに大打撃:FIFAから厳しい裁定下る(Milliyet紙)
2006年02月08日付 Milliyet紙

代表チーム:6試合の中立地無観客試合
アルパイとエムレ:6試合の公式戦出場停止
セルカン・バルジュ:2試合の公式戦出場停止
メフメト・オズディレキ:1年間の権利剥奪

FIFA は、トルコ-スイス戦で起こった事件に、トルコサッカー史上に類を見ない重い制裁を下した。FIFAの規律委員会は、チューリッヒのセンターで2日間にわたる会議の末、昨晩、トルコサッカー協会に、6試合の公式戦をトルコから最低でも500kmはなれた中立地で無観客試合という決定を下し、20万スイスフランの罰金も科した。さらに、FIFAは、この試合の開催にかかわるすべての費用もトルコサッカー協会が負担するということを決定した。FIFA関係者は、この処罰が、ヨーロッパと世界の機構から2年間の追放に準ずるものだと述べた。

■罰金もある
規律委員会は、試合の終わりに、ロッカールームへのトンネルで起きた事件のために、トルコのメフメト・オズディレキアシスタントコーチ、アルパイ・オザラン、エムレ・ベロゾールとセルカン・バルジュの3選手にも処罰を下した。オズディレキは、12ヶ月間勤務停止のほかに、1万5000スイスフラン(約135万円)の罰金、アルパイとエムレは、6試合の出場停止と1万5000スイスフランの罰金、セルカンは2試合出場停止と5000スイスフラン(約45万円)の罰金という決定が下された。

■フゲルとメイヤーにも処罰
規律委員会は、スイスサッカー協会に対して、全く処罰をしなかった。しかし、事件にかかわったという理由で、ベンジャミン・フゲル選手にも6試合の出場停止と1万5000スイスフランの罰金、チームの理学療法士のステファン・メイヤーにも、2試合の出場停止と6500スイスフラン(約58万円)の罰金を科した。
FIFA が行った会見で、理由書を添付した決定書が30日以内に送られ、セルカンとメイヤーに科された罪以外の他の判決には、両国のサッカー協会がFIFA上訴委員会に上訴する権利があることを述べた。上訴がもしあったならば、罪に関する最終的な検証をスポーツ仲裁裁判所が行う。

■トルコ側関係者の声
決定が明らかになった後、チューリッヒにいたトルコのマスコミ関係者の前に姿を見せた、サッカー協会の会長ハルク・ウルソイと前会長のレベント・ブチャクチュは、かつて例を見ない重い処罰に驚きを隠せなかった。ハルク・ウルソイは、「鳥肌が立つようなことだ」と述べた。一方、ブチャクチュは、「責任があるのは、協会の前体制だ」という言葉で、協会のメンバーとともに自身の責任を認めた。

○メフメト・アリー・シャーヒン(首相補佐)
この決定を私は認めることができない。この処罰は、試合後すぐに、目撃者や審判の報告書を待たずに会見を行ったFIFAブラッター会長が承認したものだ。これは、スポーツの決定というよりもむしろ政治的な決定だ。ブラッターが、会見を行った時点で、もう罰は決定されていたのだ。しかるべき機関に申し入れて、間違いを正さなければならない。スイス戦は私も見ていた。観客の乱暴な行為はまったく見られなかった。試合の後、選手たちはグラウンドで集団行動していた。
○シェネス・エルズィック(UEFA副会長)
この処罰は、FIFA規律規定の第50条と第70条によって科されたと考えている。50条に、スイスの選手を攻撃した人が見つけられなかったことが抵触している。事件が起こったロッカールームや通路のような閉鎖的で人目がない場所では特に安全な措置が必要とされるにもかかわらず、不十分だった。私の意見では、この点で何を言われても仕方のない状況になってしまった。さらに、空港で起こったことも含めて、すべての事件が、国の責任だった。これは70条に抵触している。次に行われるだろう事柄は、上訴してスポーツ裁判所の裁定を待つことだ。UEFAによるヘイセルの悲劇の後にイギリスに対し下された5年間の出場権剥奪の後、これほど重い処罰は見たことがない。
○レベント・ブチャクチュ(前サッカー協会会長)
私たちが期待していた決定と異なっていた。仲裁措置やスポーツ仲裁裁判所で決定が覆されると信じている。私の意見では、100%軽減される。まだ責任を負うべき人さえ完全には挙がっていない。しかし私の意見では、責任があるのは、サッカー協会の前体制だ。
○ハルク・ウルソイ(サッカー協会現会長)
ショックだった。考えてもいなかった罰だった。鳥肌が立つようなことだ。15日間も大きな戦いを私たちはしてきた。つまり、はじめに言われていたことが正しかったのだ。もしこれほど私たちが努力していなかったならば、トーナメントも禁止にされていただろう。理由書と決定書を見れば、完全に理解ができる。テリムの問題もトルコに戻って協会でもう一度議論されるだろう。
○セルカン・ブルジュ(フェネルバフチェ選手)
自分に科せられた処罰も予想外だったが、スイス側の処罰にも驚いた。トルコに対して科せられた処罰は、無慈悲だ。法的に上告する権利がないことにも疑問を感じる。


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(翻訳者:新井 慧)
(記事ID:1866)