今年のチャハール・シャンベ・スーリー、174名が逮捕、122名が負傷 シャルグ紙
2006年03月16日付 Sharq 紙


2006年3月16日付シャルグ紙7面

 テヘラン首都警察長官は、チャハール・シャンベ・スーリーでの逮捕者が174名にのぼったと伝えた。モルタザー・タラーイー司令官は昨日、さらに「逮捕者は、昨年までと同様、ノウルーズの休日が終わるまで(ファルヴァルディーン月13日〔4月2日〕)、拘束されることになる」と述べた。タラーイー司令官によると、45名の死者を出した昨年とは違い、今年のチャハール・シャンベ・スーリーでは、死者は出ていないという。しかしその一方で、イラン救急センターの所長は、テヘランで23歳の若者が命を落としたことを明らかにした。

 同所長はさらに、「今年のチャハール・シャンベ・スーリーでは、122名が負傷し、うち85名は救急センターで応急手当てを受けた。残りの37名に関しては、入院治療が施された」と述べた。

 その一方で、テヘラン首都警察長官はチャハール・シャンベ・スーリーで発生した事件について、次のように述べた。「テヘランでは220件の事件が発生し、うち125件が発火物の投てきに関連したものであった。そのうち、90件が家屋に対するもの、35件が車両に対するもので、被害総額は約3800万トマーン〔約490万円〕にのぼる」。同長官はさらに、政府所有物への被害にも言及し、「チャハール・シャンベ・スーリーでは、9銀行の窓、4機の公衆電話が壊された」と述べた。

 タラーイー司令官はまた、チャハール・シャンベ・スーリーが適切に行われるよう、昨年に比べて今年は5割ほど、市民による警察への協力が増大したと述べた上で、「〔チャハール・シャンベ・スーリーが行われた〕火曜日の夕方、400キログラム以上のアクリル鉛丹がテヘランで押収された。過去2ヶ月でのアクリル鉛丹の発見量は、4787キロにも及ぶ」と語った。

 タラーイー司令官はさらに、「火曜日の午後2時から、テヘランでのバイク使用が制限され、729台の違反バイクが押収された」と述べた。同長官は最後に、「警察全署に伝達された指令に基づき、本日(水曜日)より、いかなる方法であれ発火物を使用した者は、逮捕され、ノウルーズ休暇が終わるまで拘束される」と話した。

 なお、イラン救急センター所長は昨日、チャハール・シャンベ・スーリーでの事故で、〔全国で〕4名が死亡、979名が負傷し、うち464名はテヘランで起きた事故によるものであると述べた。

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( 翻訳者:岩間縁 )
( 記事ID:2071 )