イラン国内で1日平均72名が交通事故で死亡 ハムシャフリー紙
2006年03月18日付 Hamshahri 紙

2006年3月18日付ハムシャフリー紙社会面

【社会部】治安維持軍交通担当副長官は、ここ一年間の一日平均交通事故死亡者数が72名に達していることを指摘した上で、「イラン国内で発生した交通事故死亡者数は、人口と車両数との比率でいえば、世界でも最も高い」と述べた。

 《85年〔西暦2006年〕ノウルーズ〔3月21日から約2週間続くイラン正月休み〕の安全対策計画》発表会に出席した、イラン交通警察長官のルーヤーニヤーン司令官は、さらに次のように続けた。「交通事故で年間2万7千人が死亡、25万人が負傷している。これはきわめて危険な運転方法に原因がある。速度や追い抜きの違反が、交通事故の危険を高めていることを、強調しておきたい」。

 同司令官はまた、交通法規の国内的、国際的統一が必要だと力説した上で、「残念ながら、我が国の交通事情は劣悪な状態にあり、そのためにイランのイメージが損なわれている」と述べた。

 同司令官は今年のノウルーズ期間〔2005年3月21日から約2週間〕中の路上での交通事故件数は9669件で、1417名が亡くなったと指摘した上で、 「年度末〔2006年3月20日〕までに、交通事故死亡者数は5.7%増加すると予測されており、年間交通事故死亡者数は2万7千人の大台を超えるだろう」と述べた。同司令官はさらに、83年度〔2004年度〕の交通事故による死亡者数は、82年度〔2003年度〕に対して、1.4%増加したとした上で、「今年度〔2005年3月下旬〜2006年3月下旬〕の最初の10ヶ月における、イランの交通事故死亡者数は2万4千人となっており、この数字は年度末までに2万7千人を超えるものと予測されている」とも語った。

  ルーヤーニヤーン司令官はまた、今年度の最初の11ヶ月間で、バスによる交通事故は15%から17%減少し、公共輸送機関の事故による死亡者数は30%減少したと指摘し、「交通違反を起こした公共輸送機関(バスとトラック)の運営会社100社以上が、同期間中営業停止となった」と語った。

 同司令官はまた、同期間中での大規模交通事故の発生件数が17%、死亡者数は40%減少したと指摘した上で、次のように述べた。「運転手側と会社側の対策への積極的参加、警察と道路運営機構及びバス運営会社との間の協力強化などがはかられた。また、模範ドライバーの選出、奨励、表彰も行われており、昨年度に関して第一回目として行われた表彰式では、110名が表彰された。今年度に関しても第二回目として、ノウルーズ明けにも表彰式が行われる予定だ。さらにバスに乗り込む覆面警官の数を5倍に増やすといった対策もとられた。以上のような対策によって、公共輸送機関のドライバーの意識が変わり、事故発生件数の減少に結びついた」。

 ルーヤーニヤーン司令官はさらに、「今年初めて、タコグラフによってすべてのバスの速度を全国65の警察各署で監視するという対策にも着手した」とも付け加えた。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:大石容子 )
( 記事ID:2120 )