イランのアメリカへの軍事的メッセージ シャルグ紙
2006年04月09日付 Sharq 紙

2006年4月9日付シャルグ紙5面

【ISNA(イラン学生通信)】トルコ発行のザマン紙は、イランの軍事演習と同国の新兵器実験は、アメリカや国際社会に対する、侮ることのできない一つの軍事的メッセージであると報じた。

 同紙はさらに、次のように記している。「イランはペルシア湾、ホルモズ海峡、オマーン海を含む地域における、近年では最大級の軍事演習を実施した。地域諸国、アメリカ、そしてイスラエルから注視されたこの軍事演習は、多くの意味で重要である。核問題をめぐるイランと国連安保理間の緊張のさなかに、この演習が行われたことは、時期的な観点から特に重要だ」。

 同紙によると、イランが実験した新兵器に特に注目するならば、この演習はまた軍事的観点からも重要かつ意義深いという。同紙は次のように論じている。「イランは過去のこれまでの軍事演習とは対照的に、あたかも宣伝するかのように、新兵器を実験した。新型ミサイルや水中ミサイル、魚雷などの発射瞬間の写真を公表している」。

 同紙は最後に、「イランはこの新兵器実験を通して、アメリカと国際社会に対して、侮ることのできない一つの軍事的メッセージを伝えた。これらの兵器とその軍事力を見せることで、イランが〔敵の〕簡単な餌食とはならないということを示したのである」と締めくくった。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:2193 )