イラン、ペルシア湾岸諸国と共同軍事演習を行う用意 シャルグ紙
2006年04月11日付 Sharq 紙

2006年4月11日付シャルグ紙2面

【政治部】国防軍需相は、イランがペルシア湾岸諸国と共同軍事演習を実施する用意があると発表した。《殉教者アミール・セパフボド・サイヤード・シーラーズィー第7回忌》に出席したモスタファー・モハンマド・ナッジャール司令官は昨日、記者団とのインタビューでさらに、イランはペルシア湾岸諸国と不可侵条約を結ぶ用意があるとも述べた。

 メフル通信の報道によると、国防相はまた、《偉大なる預言者》軍事演習の実施について、「この軍事演習は、国産の装備を利用したものであり、イランの能力の一部を示したものである」と述べた。近日中に発表される予定であるとされる《核に関する良いニュース》について問われた同国防相は、次のように表明した。「我が国民は、選りすぐられた者たち、研究者らの努力のお陰で、核技術を手に入れた。この核をめぐる運動は、イランにとって無視することのできない一つの勝利である。そのうち、皆さんにお知らせがあるだろう。それまでは、少々お待ち願いたい」。

 イラク問題に関するイラン・アメリカ間の協議についての最近の報道に関して質問を受けたナッジャール国防相は、次のように回答した。「ハーメネイー最高指導者やその他の体制の高官らがすでに述べたように、イランはイラク人民の正当な権利の実現を望んでいる。地域外から来た軍隊はイラクから撤退し、同国の統治をイラク国民に託するべきであると考えている」。

 続けてある記者が、軍事関係者がアメリカとの交渉団の中心メンバーとなるのではないかとの観測の真偽につき問いただしたところ、同国防相は「現在のところ、この件について申し述べることはできない。協議の開催時期や交渉団の人選については、適切な時期に関係者より発表があるだろう」と述べるにとどまった。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:2195 )