2006年4月12日付シャルグ紙2面
【ファールス通信】パレスチナ・イスラーム抵抗運動(ハマース)の代表団6名がイラン入りした。
AP通信のガザからの報道によると、代表団はイスラーム諸国やアラブ諸国から財政援助を獲得することに期待を表明しているという。この報道によると、パレスチナ自治政府への欧米からの財政援助が絶たれたことに続き、アラブ諸国からのハマースへの財政援助の動きも鈍くなっているという。
ハマース主導下のパレスチナ自治政府は、14万人の自治政府職員の給与支払いに困難が生じている旨、発表している。アラブ諸国及びイスラーム諸国は、欧米からの財政援助がストップしたことによって生じたミゾを埋める用意があるとの約束をしていた。
パレスチナ評議会のハマース会派のムシールル・ミスリー会長は、このことに関して次のように語った。「イランを訪問した議員らは、イランで開かれるエルサレムに関する会議に出席する予定だ。加えて、われわれは他のアラブ諸国に対しても、〔いつでも財政援助について交渉できるよう〕扉を開けておきたいと考えている。われわれは、彼らが真剣に、また責任感をもって、われわれが受けている国際的な制裁に対応することを希望している」。
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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:2202 )