環境破壊のドラム缶、ウニファル社のものと判明(Radikal紙)
2006年04月21日付 Radikal 紙

ぺぺ環境大臣は、トゥズラで見つかったドラム缶はウニファル社のものであると発表した。保安隊は同社施設に踏み込み調査を行った

環境森林大臣のオスマン・ぺぺは、トゥズラのオルハンル地区で地中に埋められた状態で見つかった化学廃棄物が詰まったドラム缶の所有者がウニファル化学産業商社株式会社であることを明らかにした。会社について、ゲブゼ地方検察局に告発したことを表明したペペ大臣は、省として会社を閉鎖させる権限は無いと述べた。ペペ大臣は、より重い罰金刑の他三年以内の禁固刑も含まれる新環境法案が法律化されれば、間違った行いをした者はその報いを受けるだろうと述べた。
ペペ大臣は、昨日化学廃棄物が詰まったドラム缶に関した記者会見を行った。ペペ大臣は「今日(昨日)環境法案が国会で承認される可能性がある」と言った。しかし法律が国会で議論されるのは火曜日となった。トゥズラにおけるドラム缶に関するトゥズラ検察局の調査が続いていることを明らかにしたペペ大臣は、「この問題の核心が現れた。昨晩コジャエリ環境森林局は、ゲブゼ検察局にウニファル化学産業商社株式会社を告発した」と述べた。

■トラック輸送業者たちは白状した
ペペ大臣の発表によるとウニファル社は、コジャエリ環境局上層部に対し、廃棄物をIZAYDAS(イズミット廃棄物焼却処理株式会社)に送ったと答えた。これに対しトラック輸送業者、オペレーター及び運転手は廃棄物をオルハンル地区付近の谷のそばに埋めたことを明らかにした。
ペペ大臣は告発の中で、環境法第12条、26条に基づき、廃棄物の浄化に関し事実に反した書類を作成した者に対し1年から3年以内、社の上層部には本件について虚偽の情報を提供した者に対し6ヶ月から2年以内の禁固刑を要求したと述べた。また、ウニファル社はパクホールディングの子会社であったが、2003年にパクホールディングに売却されたことによりコジャエリ商工会議所の登録が抹消されたものの、ウニファルの社名が商標であったため名前が残っていたと付け加えた。
ペペ大臣によると、環境森林省は以前二回に及びウニファル社に罰を科したという。最初は悪臭、二回目は廃棄物に関する件だった。「省としては、法による(会社の)閉鎖の権限はないが、同社に最後に適用した罰金は7800YTL(約67万4千円)となった。」
取締役社長のジャナン・パクが作った会社は、パクマヤ、パクグダ、アスグダ、パクバイオテクノロジー、これらはムスタファ・ネヴザト製薬会社も属するパクホールディングスの系列だ。
ぺぺ大臣は、新環境法が世に出た後似たような事件が発生したらどのように対処されるかという質問に対し、以下のように返答した:「そのときは(そんな悪事を働く者達は)ウニファル社と同じことになる。ひざがガクガクとなり、なすすべもなく、目はうつろになるだろう。二回罰金刑を食らえば3兆リラ(約260兆円)に3兆リラで合計6兆リラだ。こうなると簡単には立ち上がれないだろう。新法律は我々に無期限の(会社)閉鎖権も与えてくれる。間違った行いをした者はその報いを受けることになるだろう。」



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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:2247 )