アメリカとの協議の詳細はいまだ確定せず:外相 ハムシャフリー紙
2006年04月22日付 Hamshahri 紙

2006年4月22日付 ハムシャフリー紙

【ISNA】先週水曜日(4月19日)国会の国家安全保障外交委員会に出席した外相は、報道陣を前に、イランとアメリカとの交渉に関し「イラク問題についてのアメリカとの協議は、イラク国民の支援を目指すイランの政策に則して行われる予定だが、この件に関してまだ詳細は詰められていない」と述べた。マヌーチェフル・モッタキー(外相)は、現段階でアメリカとの交渉がキャンセルとなる可能性はあるか、との質問には回答を避けた。

▼国防相「今年度は防衛装備の高性能化を進める予定」

【ISNA】国防相は「我々は戦争を求めているのでなく、交渉と話し合いによって自らの権利を主張したいと考えている」と述べた。

 モスタファー・モハンマド・ナッジャール司令官はアゼルバイジャン共和国からの帰国後の記者会見で、今回の訪問について建設的であったと評価した。同国防相はその上で、「今回の訪問では過去の合意文書が今一度確認された」と語り、また「防衛面での協力も議論された」とした。さらに国防相は次のように述べた。「会談の中で、双方はカスピ海を平和と安定の海と名づけ、この海に外国の軍隊が駐留するようなことがなければ、地域の安定は今後もつづくであろうことが強調された」。

 ナッジャール司令官はアメリカの最近の脅迫行為に関し、「アメリカの脅迫行為は今に始まったことではない。彼らにはそのようなこと〔脅迫〕を実行する力などない。もちろん我々は戦争を望んではおらず、交渉と話し合いによって自己の権利を主張することを欲しており、これまでもまさにそのような手段によって、自らの仕事を推進してきた。イスラーム共和国のこのような態度は、多くの中立的な諸国にとって明白な事実となっている。しかし、もしも我々が脅威にさらされるようなことがあれば、我々の回答はきびしく、断固たるものとなるであろう」と述べた。

 ナッジャール国防相は、同省の次期計画に関して「我々は今年度、防衛装備の高性能化を進める予定だ」と語った。

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( 翻訳者:牧 良太 )
( 記事ID:2273 )