パナソニック、トルコでテレビ工場を計画(Milliyet紙)
2006年05月15日付 Milliyet 紙

家庭用電化製品を製造する日本パナソニック社の欧州地域チーフである宮田氏は、来年以降トルコでテレビの製造センターを設立する可能性があると述べた。

宮田氏は、プラズマと液晶ディスプレイ市場が急速に発展していることを挙げ、次のように続けた。「現在、世界市場におけるパナソニック社のプラズマ・ディスプレイ生産能力は、年間250万個です。来年は、この数値を500万個まで増加する予定です。再来年には700万個以上に達することを目標としています。現在、世界市場の需要に我々の供給が追いつかない状態です。」


■テコファクス社と協力して

宮田氏は、世界で日々増えていくプラズマテレビへの需要に応えるため、新たな製造センターを探していると述べ、次のように続けた。「トルコも有力候補地として考えている。業務提携しているトルコのテコファクス社と共に候補地を視察し、この投資について一緒に決断を下す予定です。」
また宮田氏はパナソニックの市場戦略が、消費者とのコミュニケーション、そして製品を実際に見てもらうことであると説明した。その戦略の一環として、Viera(ビエラ)と名づけられた高画質テレビと、Lumix(ルミックス)というデジタル撮影関連製品をショーウィンドウに並べたと話した。


■テコファクス社の見解

テコファクス社取締役アイハン・ベルメッキ氏は、テレファクス社がパナソニックとともに毎年トルコで2倍の成長を目標としていると話し、次のように続けた。「この我々の戦略を攻撃的だととらないでほしい。プラズマや液晶ディスプレイの需要自体がこのように急激に伸びているのです。現在、かなり深刻な供給不足の状態です。」
ベルメッキ氏は、トルコに建設される予定のテレビ工場については、来期に決断が下されるだろうと述べた。


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( 翻訳者:坂 泉穂 )
( 記事ID:2433 )