女性エンジニアに女性議員から支援 -求職時の性差別に抗議(Hurriyet紙)
2006年05月29日付 Hurriyet 紙

就職における性差別に反対するためにインターネットのサイトでキャンペーンを始めた女性エンジニアの声が議会で支持を集めている。公正発展党イスタンブル選出の国会議員ゼイネプ・カラハン・ウスルと共和人民党アダナ選出の国家議員ガイェ・エルバトゥルがキャンペーンに賛同するとともに、「労働における性差別」に反対した。

■「何人産む予定?」

ウスル氏はヒュッリイェト紙に、支持の理由を次のように語った。「これは労働法に反している。アメリカでは性差別に当たらないように、履歴書に写真を添付することさえしない。トルコでは何人子どもを産む予定か、などと質問する。このような差別はいけない。」
女性エンジニアが今月始めに抗議活動を起こした理由として、特に機械技術分野では性差別のせいで働く女性の数があまりに少ないことが挙げられている。

■性差別は憲法違反

キャンペーンでは、男性であることを条件にした、もしくは男性に優先権を与える企業の求人広告は、次に挙げる多くの法律に違反していることが強調されている。憲法10条、労働法5条、そして「女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する国連条約」の11条の文書および、EU法と国際労働機関の文書などである。そして、労働における性差別を非難する一方、私企業と国家組織が性別に依拠するような就労状況を変えるよう要請している。キャンペーンは今日までに890人と、性差別撤廃を強調する女性団体からなる39組織から支持されている。性差別を含む求人広告を出したサイトには、男性の支持者からのメッセージもある。


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( 翻訳者:山本 裕一 )
( 記事ID:2565 )