スウェーデン国王夫妻がアンカラ訪問 -セゼル大統領夫妻を晩餐会へ招待(Milliyet紙)
2006年05月30日付 Milliyet 紙

スウェーデン国王カール16世グスタフと妻である王妃シルヴィアは、昨日始まったトルコ訪問の間、アフメト・ネジュデト・セゼル大統領と妻のセムラ・セゼルを招いた晩餐会のために専属のシェフとウェイター、食器類一式、そして食材をスウェーデンの宮殿から持参した。
グスタフ国王とシルヴィア王妃は、セゼル夫妻の招待を受けての5日間にわたる訪土のために昨晩アンカラに到着した。初めてスウェーデンからトルコへ国王クラスでの訪問を行ったグスタフ国王の訪問では、トルコ共和国・スウェーデン王国両国の典礼がいずれも適用される。
他国の大統領にも適用した典礼によると、セゼル夫妻は今晩大統領官邸で国王と王妃を歓迎して晩餐会を開く予定である。

■アタテュルクの次はセゼル
スウェーデン王家の「王と王妃は、自らをもてなした大統領とその妻を歓迎して同じ首都で食事に招く」という伝統に則り、グスタフ国王とシルヴィア王妃も明日の夜セゼル夫妻を歓迎して晩餐会を開く予定である。
晩餐会には、首相、参謀総長、大臣たちそして在アンカラの大使たちをはじめ、120人が招待された。グスタフ国王はノスタルジックな演出として、祖父であるグスタフ国王が皇太子だった頃に訪れたトルコでアタテュルクにもてなされたアンカラ宮殿を選んだ。グスタフ国王は、祖父がアタテュルクと会った72年後に同じ場所でセゼルをもてなすことになる。
グスタフ国王は明日の夜開く予定の晩餐会のためにスウェーデンの宮殿からアンカラへ120人分の磁器製の食器類一式、銀製のフォークとナイフ、クリスタルのワイングラスセットを持ってきた。食器類一式と晩餐会に使う食材は軍用機でストックホルムからアンカラへ運んだ。
国王と王妃を乗せた飛行機には、セゼル大統領夫妻への食事を準備するコック、給仕をするウェイター長とその他のウェイターも同乗した。


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( 翻訳者:小野寺 香織 )
( 記事ID:2573 )