オスターディー師、イラン国営放送を批判 シャルグ紙
2006年05月06日付 Sharq 紙

2006年5月6日付シャルグ紙2面

【イラン学生通信】アーヤトッラー・オスターディーはゴムで行われた金曜礼拝での説教で、イラン国営放送及び政府報道官を批判した。

 オスターディー師はヘジャーブをめぐる問題について触れ、「治安維持軍は一年間、注意深い検討を重ねた結果、人々の往来の激しい場所に警官らを派遣することで、不適切な行動をある程度抑制することができるとの結論に達した」と述べた。同師はさらに、治安維持軍はこの問題に力で対応することはないと強調した上で、「この任務は、より適切かつ徹底した方法で続けられる必要がある」とした。

 同師はまた、イラン国営放送に対し、「なぜ国営放送は、婦人たちのスタジアムへの入場にマルジャ〔シーア派の宗教最高権威〕が反対の声を上げたことを報じないのか」と批判、「国営放送の使命とは、正確な情報を伝えることである。〔女性のスタジアムへの入場許可に関して〕大統領が通達を発したとのニュースが報じられたように、マルジャたちから教令(ファトワー)や反対が発せられたとのニュースもまた、報じられて然るべきである。このような対応は、イスラーム共和国放送にとって、良い結果をもたらさない」とした。

 オスターディー師はまた、このこと〔女性のスタジアムへの入場許可〕に関する政府報道官の発言を批判して、次のように語った。「ウラマーらから反対の声が上がってから1週間が経ってエルハーム報道官が口にしたのは、政府は聖法に反するようなことはしないという一言のみであった。これで十分だと思っているようだが、もっとはっきりと明瞭に述べるべきではなかったか。政府の指示は有効なものとして留保されているなどと、副大統領が述べるような余地を与えるべきではなかったはずだ」。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:2370 )