マレーシア前首相:第4次世界大戦はすでにはじまっている シャルグ紙
2006年06月08日付 Sharq 紙

2006年6月8日付 シャルグ紙国際面

[イラン国営通信(IRNA)]
 マレーシアのマハティール・ムハンマド前首相は水曜日、アメリカは世界を核兵器が使用される可能性のある世界大戦の危機にさらしていると非難した。

 マレーシア[新行政都市]プトラジャヤのAP通信の報道によれば、マハティール前首相は冷戦を「第3次世界大戦」、またアメリカの指導下によるイラクとアフガニスタンへの攻撃及び、核問題を理由としてのワシントンのイランに対する脅迫を「第4次世界大戦の1つ」とみなした。マハティールは西欧諸国を明確に批判する批評家であり、イラク攻撃を理由としてアメリカを「大量虐殺」の出現の一要素と呼んでいるが、「おそらくこれは恐怖を呼び起こす見解だろう。だが第4次世界大戦はすでに始まっており、もし対処しなければ、イラクとアフガニスタンからイランへと、そしてさらに広範に広がっていく」と続けた。

 マハティール前首相は記者団に対して、「より懸念される問題はこの新しい戦争での核兵器使用の可能性である」と語った。マレーシア前首相は「最近のイラン訪問に際して、イランの人々は核の平和利用の権利を断念しないことを確信した」と述べた。

 この報道によれば、このような状況に鑑み、マハティール前首相が理事長を務める非政府団体のペルダナ指導財団は6月20日から3日間のセミナーを開催し、世界各国の指導者に対して戦争を犯罪だと伝えるように要請する。



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( 翻訳者:下山伴子 )
( 記事ID:2675 )