ハタイにおける外国人への土地販売禁止へ(Milliyet紙)
2006年06月11日付 Milliyet 紙

ハタイ県で外国人への土地の販売が停止された。土地台帳・測量総局は、ハタイの土地面積の0.5パーセント以上が外国人に販売されたことから、当面、閣議決定まで販売が禁止された。

土地所有法によれば、外国人に販売される土地はその県の面積の0.5パーセントを越えてはならないことになっている。ハタイ県ではこの割合が0.5パーセントを超えていることが明らかになったため、販売が停止された。

同県では、3700カ所の土地を外国人が所有しており、そのうちおよそ2400カ所がシリア人のものである。ハタイ県ではトルコ領となった1939年以来、シリア人に対する土地の販売は行われていない。土地台帳ではシリア人に登記されているように見える不動産も、ハタイがトルコに併合されたときにシリア国籍を選んだ人々のものである。
ハタイでのその他の外国人土地所有者の国別内訳は、2位が590カ所の土地をもつドイツ、3位がレバノン(315カ所)、次いでブラジル(90カ所)となっている。
他方で、公共機関・組織の外国人への土地販売に関する提案を評価するため、公共事業・住宅省の管轄下に委員会が設けられた。活動を開始した委員会は、調査を完了させた後、集めたデータを閣議に提出する。ハタイ県での外国人への不動産販売の全面禁止のため、閣議の決定が待たれている。

■ハタイ県に土地を所有する外国人の国別内訳と土地数(単位:カ所)

 シリア         2400
 ドイツ          590
 レバノン         315
 ブラジル         90
 ヨルダン         90
 イラン          50
 オーストリア      35
 アメリカ合衆国     30
 イギリス         25
 ギリシャ         15
 スイス          10
 その他          50

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( 翻訳者:湯澤 芙美 )
( 記事ID:2683 )