ナーン、価格はそのままで栄養強化へ ハムシャフリー紙
2006年06月19日付 Hamshahri 紙

【ISNA(イラン学生通信)】サファヴィー保健省社会栄養向上局総局長は年末までに国内全ての製粉所にマイクロフィーダー(粉体微量供給機)とプレミックス(調整粉:小麦粉に膨剤、砂糖、乾燥卵、粉乳などを混合してあるもの)を配備することについて、「こうしたやり方で、国内で消費される全てのナーンが、価格はそのままで、貧血や鉄分不足解消のため鉄と葉酸が強化される」と述べた。

サファヴィー総局長は小麦粉の鉄・葉酸強化プログラムを実行するにあたって国民に追加的負担を強いることはないとし、「この経費は政府の小麦粉製粉業用経費に組み入れられている」と述べた。また同氏は、「世界で20臆人が鉄、ビタミンAのような栄養素不足や、ヨード不足に起因する疾患に苦しんでおり、世界の人口の3分の1が栄養素不足に罹っており、途上国の3億5千万人の女性と幼児の50パーセントが貧血とみなされている」と付け加えた。

同総局長は続ける。「途上国の女性の55~60パーセントが貧血で、妊婦の75パーセントが貧血に苦しんでいる。これは、年間50万人の母親が様々な不全で出産時または出産後に命を落とす引き金になっている。生後15~23ヶ月の子供の38パーセント、6歳の子供の18パーセント、妊婦の21.4パーセントが貧血に罹っている」。

サファヴィー総局長は、鉄分不足による貧血を予防するための4つの戦略:強化剤の活用、栄養知識の増強、栄養内容の強化、寄生虫駆除を挙げ、「長期間で有益な効果を上げる最良の戦略が栄養内容の強化だ。このプログラムでは、失われた鉄分が製粉段階で代替され、ナーンの味と香りと色に悪影響を与えることは一切ない」と述べた。

同総局長は続ける。「わが国は、鉄と葉酸による小麦粉栄養強化プログラムのため世界銀行の貸付を利用している。(世界銀行と世界保健機関の)国際的な専門家たちが視察をし、このプログラムに賛同し、他の国々にとって格好のお手本だと認めている」。


Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:吉村 かすみ )
( 記事ID:2769 )