ターラバーニー:イランの好意を決して忘れない ハムシャフリー紙
2006年06月22日付 Hamshahri 紙

2006年6月22日付ハムシャフリー紙

【IRNA】アル=イッティハード紙は昨日、衛星テレビ局アル=ファイハーと行ったインタビューにおいて、イラクのジャラール・ターラバーニー大統領が同国と隣国との関係に関して語った内容について報じた。

 この会見の中で、ターラバーニー大統領はイラクとイランとの関係について、「はっきりと申し上げておきたいのは、イラクは近隣諸国、中でもイランと友好関係の確立を望む、民主的で自立した国であるということだ」と述べた。

 同大統領はさらに、「イスラーム共和国体制以降のイランは、我々に惜しみない援助を与えてくれた。我々は、イランが反サッダーム体制派に与えた助力、温情を決して忘れない。アラブ諸国が我々を受け入れることを拒んだときでも、イランとシリアは我々を支えてくれたのだから」と付言した。

 大統領はまた、「イラクに対するイランの肯定的な立場を考えた場合、どうしてこの国(イラン)がイラクの政治プロセスの継続に対する障害と見なされてしまうのか、是非知りたいところである」とも述べた。

 イラク大統領は、「いずれにせよ、我々は決してイランの好意を忘れることはない。もちろん問題もある。しかしそれは解決不可能な問題ではない。話し合いを重ねることで、それらを解決することは可能である。それはちょうど、イラクとトルコ、シリア間に横たわる問題も話し合いの席で解決できるのと同じである」と述べた。

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( 翻訳者:南龍太 )
( 記事ID:2787 )